「あの人に辞められたら困る」っていうスタッフ、
いませんか?

彼氏がいる、子どもが早く欲しい、
なんて聞いてしまったら、
「結婚するので辞めます」
「子どもができたので…」
といつ言い出すか…と気が気じゃないでしょう。

スタッフの退職はいつか必ず起こる

自然災害は起こるのか起こらないのか、
起こるとしたらいつなのかわかりません。

しかし、想定して備えておくことで、
精神的な安定を得られるから備えるのです。

また、備えがあると、「いざ」という時に
慌てずに済むのは言うまでもないでしょう。

一方で、スタッフの退職はいつか必ず起こります。
いつなのかがわからないだけです。

必ず起こる緊急事態に備えは万全ですか?
もし備えをしていないなら、早速準備することを
お薦めします。

どうやって備えるのか

「辞められたら困る人」は、いわゆる
「デキるスタッフ」ですね。

では、「デキるスタッフ」と「普通のスタッフ」は
何が違うのでしょうか。

デキるD子さんは、
・ひと通りの業務をこなすことができる
・仕事の流れが読める
・基本マインドセット:少しでも役に立つように

一方で普通のF子さんは、
・基本的な業務に穴がある=知らない/わからないのでできない
・自信が無いのでいっぱいいっぱい
・基本マインドセット:怒られないように

F子さんをD子さんと同じにはできません。
しかし、基本的な業務を押さえさせることで、
D子さんに近づけることはできます。

また、基本的な業務を押さえると、
仕事の全体像が見えてくるので、
仕事の流れを読むことができるようになります。

だから、備えとして院長がすべきことは、
「F子さんの基礎力向上」です。

備えの第一歩は?

院長や幹部が、備えるために必ずすべきことは
「的確な治療のための具体的な指示を出すこと」
これに尽きます。

具体的な指示を出し続ければ、
ほとんどが一定以上のレベルに達します。

では、どういう指示が具体的と呼べるのでしょうか?
まずは、具体的の反対…あいまいな指示から見ていきます。

あいまいな指示が招く事態

本ブログの別記事でこういう記事があります。

スタッフでわかる院長のカラー
~気がつけば誰もいない職場にならない為に必要なポイント~
http://arkrayoralhealthcare.com/director-mindset/

この記事では、
ベテラン衛生士の指示があいまいなために、
新人スタッフが謝ることしかできず、
右往左往する場面があります。

ちゃんとライト当ててよ」
こう言われたスタッフは、
自分が間違っているらしいことだけは
瞬時に理解します。
同時にベテラン衛生士の怒りを感じるので
とっさに謝ります。

しかし、指示があいまいなので、
そこで止まってしまいます

「ちゃんとって…どうやったら「ちゃんと」なるの?」
こう思っているに違いありません。

そして、焦って動けなくなっている間に言われます。
「下手くそが。」

このように、あいまいな指示スタッフの動きを止めて
学ぶ機会を奪ってしまうのです。

他にもある「あいまいな指示」

「きちんとして」
「もうちょっと右」
「(指さして)それ」
「~ぐらい」
「もっと~」

このように言われたスタッフは、
指示や注意をされたことはわかりますが、
なぜそう言われたのか、何をしたらOKなのかが
わかりません。

結局、自分なりの判断で動くしかないので
我流になります。
我流で培ったやり方は、基礎から外れている
ことが多いです。

具体的な指示とはどんなものか

院長が治療中、新人がアシスタントにつき、
少し離れたところで先輩が見守っています。

院長がライトの位置を指示しました。
「〇〇が見たい」
「ミラーに当てるようにしてみて」
「あ、OK」

バキュームを引く時には、
「チップの長い方を頬にあてて」

聞いているだけでも、
どのようにすればいいのかイメージができます。

新人も、この指示なら何をすればよいか理解でき、
動きやすいでしょう。

具体的な指示のコツ

聞いた相手がイメージできて、
すぐ実行に移せるように言います。

例えば、
・色や形
・単位をつける
・時計回り、反時計回り、頬側、舌側
(方向は「ユニバーサル」対面だと左右が逆なので気を付ける)
・何をするための物か
・何がしたいのか(何をしたくないのか)
・どんな風にしたいのか

行いの正しさを認めることも大事

また、「あ、OK」のように、
「それでいいんだよ」と認めることも大事なコツです。

なぜなら、スタッフは、自分の行動が
「良かったのか悪かったのか」をとても気にするからです。

医院レベルアップの主導権は院長が握る!

この方法の良いところは、
院長が主導権を握れるところです。

相手の都合にかかわらず、
自分からいつでも始められます。

代診がいれば、代診にも同じようにしてもらう
ようにしてみてください。

医院全体が加速度的にレベルアップするのを
実感できるはずです。

医院のスタッフのレベルが上がる
「〇〇さんがやめる!」という事態が起こっても、
医院の運営がパニックになることは避けられます

できる一人のスタッフに依存するのではなく、
スタッフ全体のレベルアップに取組みましょう。