予防歯科に取り組まれている先生方と

お話しするといつも驚かされていることばかりです。

 

先生方一人ひとりに熱い想いがあり、

大変な苦労をされていることを実感しています。

 

 

先日、ある先生に「予防歯科」医院経営で

困っていることをお聞きしたところ、

次の2点を大切であると教えてもらいました。

 

1. 歯科衛生士の確保

2. 自費診療と保険診療のバランス

 

予防歯科の主役は何と言っても歯科衛生士さんですよね。

歯垢除去やメンテナンスのスキルはとても大事です。

 

しかし、患者さんとのコミニュケーションや

細やかな気配りなど、

求められるレベルは非常に高いものだと感じています。

 

その為にも主役である歯科衛生士さんの確保が

悩まれているポイントのようでした。

 

 

皆さんはどのようにして優秀な歯科衛生士さんを

確保していますか??

 

定期的に勉強会を実施して日々スキルを磨く、

セミナー等に参加して最新情報やスキルを入手する、

いわゆる育成に力を注がれる方は多いですよね。

 

その先生では、リクルートの段階から、

さまざまな工夫をして

そうしたスキルを持っている歯科衛生士さんを

雇用することに注力しているそうです。

 

そうした先生方の様々な取組みの

一つ一つの積み重ねが

患者さんの満足度向上につながり、

予防歯科への転換につながるのですね。

 

 

2つ目の困ったこととして、

自費診療と保険診療のバランスがありました。

 

厚生労働省は201517日付

(厚生労働省発医政01073号)で、

保険診療は、「一般に医師又は歯科医師として

診療の必要があると認められる疾病又は負傷」に

対して行うもの。

その為、むし歯・歯周病に罹患しておらず、

口腔内に他の疾病又は負傷がないと判断した者に

対する「予防処置」又は「予防メンテナンス」等に

ついては、療養の給付に該当しないとされています。

 

つまり、むし歯・歯周病になっていない健康な方が

予防の為に実施する定期メンテナンスは

自費診療にあたるわけです。

そのことを患者さんに理解していただくプロセスが

非常に苦労されているところのようです。

 

この辺りの内容はまた別の機会に詳細情報を

発信します。

 

「予防歯科」を普及していく上で、

今回お話した2つのことは非常に重要な

トピックスです。

今後もこのブログを通じて最新トピックスを

定期的にお届けしていきます。