ホワイトニングが予防歯科のキッカケになります。
ただ歯が白くなる事で、
顔の印象が明るくなって満足度が高かったり、
口腔内への意識が高くなり、定期検診を受ける様に
なるなど、メリットも多くあります。
予防歯科ではホワイトニングを導入している所も
多いと思います。
機械を購入したけれど、
患者さんがなかなかホワイトニングを施術しない…。
そんな状況になっていませんか?
ホワイトニングは虫歯の治療とは違い、
やらなくても不具合は起きない施術。
なので、患者さん自身が積極的に
やりたいと思わないと、しないものです。
ではどのようにすると
ホワイトニングを積極的に
やってもらう事ができるのでしょうか？
施術中は癒しの時間に
ホワイトニングはしなければならないものでは
ありません。
それでも白くしたいからと患者さんは施術します。
その時間を居心地の良いものにする事で
満足度を高くする事が出来ます。
私が以前働いていた所では
ホワイトニングが多く施術されていました。
個室な事もあり、リラクゼーション効果がある様に
工夫していました。
例えば、最初にアロマを選んでもらって、
アロマを焚いていました。
また術後の効果をより実感してもらう為に
術前と術後の写真を撮って、施術が終わった後に
患者さんにお渡ししていました。
人間の目は慣れてしまうので、
施術前の感覚を鏡で見てもらっても
実感しにくい場合もあります。
効果がはっきりと表れている事で、
納得と満足度を上げる事が出来るのです。
また、施術中はゆったりと過ごしてもらう為に
照明は暗くしていました。
患者さんに聞いてから照明は調整するのですが、
ホワイトニング中は口角鈎を使用するので、
眠ってしまう患者さんもいらっしゃいます。
少し照明を抑えた方が、居心地が良いと感じる
患者さんが多かったです。
設備が無いとなかなか難しい場合には、
診療室の一番奥など、患者さんがあまり通らない
スペースを使用して施術したりするなど、
様々な工夫する事でゆったりとした時間を
過ごしてもらえると思います。
ホワイトニングに興味を持ってもらうには
ホワイトニングは、患者さんに興味を持ってもらって、
やってみたいと思ってもらう事が大切です。
パンフレットを置いておくと
手に取ってもらう事はできましたが
なかなか施術までには繋がりません。
パンフレットには価格が書いていないので、
患者さんの心理として、料金が高いのではないか？
という不安感があります。
まずは料金を明確に表示すると安心感があります。
そしてやはり、実際に施術した人の術前後の写真。
施術に納得した上で行いたいと思う方も多いため、
写真は効果的です。
写真を出すには患者さんの許可が必要ですが、
写すのは口の部分だけなので、料金を無料にすると
やって頂ける方が多いです。
そして雑誌と一緒にキレイにファイリングして
置いておくと、患者さんから質問を受ける事も多く、
興味を持ってもらえると実感しました。
ファイルには価格もしっかり表示してあるので、
患者さんも安心感があった様です。
待ち時間に患者さんから興味を持ってもらう事で、
こちらからも紹介しやすくなります。
ホワイトニングの予約での注意
ホワイトニングはしなければいけない事では無いので
キャンセルへのハードルが低い様に感じます。
特に雨の日は、通常の治療でもキャンセルが多い
場合はありませんか？
せっかく予約枠を確保しておいても
キャンセルになってしまうと
その時間がもったい無いです。
特にホワイトニングは、１時間から1時間半など、
長い時間を確保する事が多いので、歯科医院にとって、
キャンセルは避けていきたいです。
そんな雨の日のキャンセルを防ぐため、
10％オフなどの仕組みを作ってあげると
キャンセルが少なくなります。
患者さんはお得感がありますし、キャンセルを防ぐ事で
確保している時間が無駄にならなくて済みます。
通常の治療では出来にくいですが、
ホワイトニングは保険外なので可能です。
金額では無く、歯ブラシや歯磨き粉などでも
代用は可能です。
雨の日に来院していただくとメリットがあると
患者さんも雨がマイナスイメージではなくなる
事も多いと思います。
ホワイトニングから意識改革
ホワイトニングをしてもらう事で
歯を意識してもらう事ができます。
せっかく白くなったのだから、
定期的の汚れを取ろう、
自宅でもケアしよう、
と繋がっていく事も少なくありません。
また、ホワイトニングを通じて、
居心地の良い空間というイメージを持ってもらえれば、
歯科のマイナスなイメージをプラスなイメージに
する事ができるので、来院しやすくなります。
ホワイトニングに少し力を入れる事で
歯科医院のイメージも変えてみませんか？
ヘルスケアチーム TC Hより
