スタッフのみんなと良い関係を作って、
楽しく仕事をしたいですよね。

仕事は、
信頼関係で決まると言っても
過言ではありません。

特に医療現場では、
チームワークが重要視されるので、
院長とスタッフのコミュニケーションは
欠かせないものです。

しかし、
歳が離れすぎていたり、
相手が異性だったりする場合には、
信頼関係を作るのがそう簡単ではないので、
頭を悩ませることもあるでしょう。

そこで今回は、

“信頼関係を築くきっかけになる自己開示“

について解説していきます。

自己開示ができると
スタッフからの信頼を得ることができます。

さらに、
あなた自身もスタッフを
信頼することができるようになりますよ。

自己開示とは、ありのままの自分を伝えること

自己開示とは、
自分の内面や自身のことを嘘偽り無く、
相手にありのまま打ち明けること
です。

自分を良く見せるための、
嘘を言わないこと

自己開示のポイントになります。

「相手に好かれるためには
多少の嘘も必要なのでは?」

と思うかも知れません。

しかし、
好かれることを意識しすぎることで、
自分がどんな話しをしたのかを
忘れがちになったり
自分の自慢話になったりする
可能性があるのです。

また、うわべだけの話では、
相手の心に響くことはできません。

自慢話なんて
相手にとっては苦痛でしかない
のです。

自己開示には返報性の効果がある

返報性とは、
相手がここまで話してくれたから、
自分も相手にある程度の話を
してみようと思ってしまう働きのこと
です。

例えば、
プライベートな話など
自分のことを話すことで、
相手も自然とプライベートなことを
話してくれるようになります。

さらに人は、

「あなたにしか、できないことなんだ」
「こんな相談は、あなたにしかできない」

といったように
特別感や誰かに頼られていると感じることで、

「親身になってあげたい」
「力になりたい」

と思わずにはいられなくなります。

自己開示の4つのステップ

自己開示をするにも段階があります。

相手との関係性の深さによって、
自己開示の内容も変えていきましょう。

自己開示のステップには
次の4つがあります。

①たわいもない話から始める
②ポジティブな話をする
③聞かれたことに答える
④親密な話や相談は、信頼関係ができてから

①たわいもない話から始める

まだ、相手との信頼関係が
築けていない内から、
重要で深刻な話をすると、
相手の負担になりかねません。

また、相手は

「こんな重要な話を、なぜ私に?」

と不安を感じる原因にもなります。

そのため、
最初のうちは、雑談程度の話をしましょう。

②ポジティブな話をする

ネガティブな話題は、
相手の心を暗い気持ちにさせます。

そこから、
あなたと話すのは楽しくない、
話を聞きたくない
といったことに発展しかねません。

せっかく相手と話をするのなら、
ポジティブな内容を心がけましょう。

明るい話題からは、
明るい雰囲気を生み出す
ことができます。

③聞かれたことに答える

相手から質問がきた時に拒否したり、
黙り込んだりするのは
良くありません。

例えば、
相手がアニメや漫画のオタクの場合に、
オタクについてどう思うかを求められた時には、
自分の本音も言いつつ、
肯定的な言葉を使うようにしましょう。

答えることで話が広がることもあるので、
聞かれたことには、
必ず答えるようにしましょう。

④親密な話や相談は、信頼関係ができてから

ある程度の信頼関係が築けてきたら、
親密な話や相談をしましょう。

さらに、
信頼を深めることができます。

相手に相談をして頼ることで、
自分自身も相手を信頼して
話しているのを自覚でき、
本音で会話をすることができます。

まとめ

お互いに自己開示をし合うことは
1つのコミュニケーションです。

組織の中でも、
ある程度、自分のことを打ち明けることは
円滑に仕事を進めるために
必要だと言われています。

「自分は相手に対してここまで打ち明けるのは、
相手のことを信頼しているからだ」

とお互いが思うようになっていくからです。

この自己開示を
活用することができれば、
相手からの信頼を得ながら、
聞き出したい情報を引き出すことも
可能になってきます。

自己開示をきっかけに、
あなたの思いや考えをスタッフに
伝えてみてはどうでしょうか?

きっと、
今までより深い信頼関係が
生まれるはずです。