「女性スタッフとの接し方がわからない…」

と思っている男性院長は多いと思います。

男と女は別の生き物と言われているくらい、
考えや行動が理解できない部分があるでしょう。

しかし、
諦めたままでは、
スタッフがあなたの歯科医院を
辞めてしまうことになりかねません。

なぜなら女性は、

「共感を求めていて、共感を重要としている」

と言われることもあるからです。

そのため、
自分を理解してもらえなかったり、
居心地が悪いと感じたりすると、
その場にいたくない、
辞めたいと思ってしまうのです。

そこで今回は

”女性の心を動かす3つのテクニック“

について、
女性でありいくつかの歯科医院を見てきた
衛生士の観点から解説していきます。

  • スタッフの離職率を減らしたい
  • 女性スタッフとの
    コミュニケーションの取り方がわからない

といったお悩みを持っている方は、
最後までお付き合い下さいね。

女性心理の基本

女性心理の基本を知ることが、
より良い関係性を築ける一番の近道
です。

女性心理の基本的なことを理解しておくと、
女性の謎の考えや
行動に翻弄されなくて済みます。

男性からすると、
驚くようなことをするかも知れませんが、
違いを受け入れるだけでも
女性心理に悩まされることが
格段に減るかもしれません。

女性心理の基本は次の通りです。

  • 色々言わなくても察して欲しい
  • はっきり言って欲しい

どういうことか簡単に説明していきます。

色々言わなくても察して欲しい

女性は、

「言葉にしなくても自分の考えや感情を
理解してくれているはず」

と考えている可能性があります。

「不機嫌な時に
その理由を聞いても答えてくれない…。」

「時間が経ってから理由を聞こうとしたら、
さらに不機嫌になってしまった。」

こういったことが起こってしまう原因は

「察して欲しい!」

という気持ちを持っていることが
考えられます。

はっきり言って欲しい

「察してほしい」

と言いながら、

「はっきり言って欲しい」

という気持ちも持っている可能性があることが
女性心理の厄介なところです。

女性は、
はっきり言ってもらわないと
不安になってしまい、
さらに不機嫌になってしまうかもしれません。

女性の心を動かすテクニック

女性心理の基本を知った後は、
女性の心を掴みにいきましょう。

女性の心を動かすテクニックは次の3つです。

①質問には質問で返事をする
②失敗やミスの後には、おつかいを頼む
③自虐ネタを使おう

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

質問には質問で返す

例えば、スタッフが

「ユニホームはAとB
どちらがいいと思いますか?」

と質問してきたとします。

この時に

「Aの方が良い」
「どっちでも良い」

と答えるのは、
女性スタッフから反感を買ってしまう
可能性があります。

女性は、
質問する前に答えを自分である程度、
決めてから質問してきます。

「それなら質問してくるなよ。」

と、男性は思ってしまうかもしれませんが、
女性は自分で決めたことが正しいのかを
再確認したいのです。

そして、
なにより自分の考えを共感したい気持ちが
強くあります。

だから、
この場合の正解は、次のようになります。

「○○さんは、どちらが良いと思う?」

そうすると、スタッフは

「私はAの方のデザインが好きなのですが、
Bもどうなのかな?と思っていて・・・」

と返ってくるでしょう。

そこで、あなたは

「そうだね。Aの方がデザインが素敵だね」

と言うことで、
否定もせずに共感をすることができます。

また、
質問された内容と同じ質問を返すことで、

「話しをしっかり聞いてくれているなあ」

と感じて
あなたに対して好印象を持つようになります。

失敗やミスの後には、おつかいを頼む

スタッフが失敗やミスをした後には、
おつかいを頼むのもいいでしょう。

おつかいを頼むことで、
女性を一人にする時間を作ってあげることが
目的です。

女性は自分で考えを決めてしまうので、
他人に指摘されるより、
まず自分で解決しようとします。

そのため、
まずは一人で考えさせると良いでしょう。

その後で、
あなたの意見を伝えると
相手も受け入れやすい状態になっています。

外出させることができない場合には、
短時間でも一人になれる時間を
作ってあげるといいでしょう。

しかし、
この方法は
時間が経つほど効果が薄れていきます。

スタッフがミスをしたら、
早めに対処するようにしましょう。

自虐ネタを使おう

自虐ネタと聞くと、
嫌なイメージがあるかもしれませんが、
使い方によっては、
コミュニケーションの1つにもなります。

しかし、
自虐ネタを使う時には注意が必要です。

それは次の2つのことです。

  • ネガティブな要素は入れない
  • 誰かをけなすような話はしない

人はネガティブな話を聞くと、
気持ちが消極的になりやすいと言われています。

また、
誰かをけなすような話は、
あなたのイメージダウンにつながるので、
信頼関係とはかけ離れた関係に
なってしまう恐れ
があります。

そのため、
自虐ネタを使う場合には、
ポジティブに捉えられる話を心がけましょう。

例えば、

「飼っている犬の抜け毛が激しいなあ。と
妻に言ったら、あなたも負けていないわよ。
と言われたんだよ」

という風に、
自分のことを自虐的に話すと
相手はクスッと笑えて

「こんなことまで話してくれる」

と親近感が湧いて距離が
近くなるかもしれません。

まとめ

男性からすると女性は、
少し面倒だなと思うこともあるかもしれません。

しかし、
女性心理を理解していると、

「女性はとの会話は難しい…。」

という気持ちから解放されて
心に余裕が出来るかもしれません。

「女性は、男とは違ってそういうものなんだな」

と、受け入れることも
心にゆとりを持つ方法の一つになります。

それだけでも、
スタッフとの接し方、付き合い方が
変わって良い関係性が作れるでしょう。