現金以外にも様々な支払いツールが普及する現代、
自院の支払い方法を見直してみませんか?

支払い方法のバリエーションを増やすことで、
新たな集患や自費治療の割合増加などが
期待できるかもしれません。

決済方法の主流は“キャッシュレス”

近年では支払方法が多様化し、飲食店などでは
「現金しか使えないお店は不便…」
と嫌煙されるケースも見られます。

病院は現金しか使えないのが当たり前でしたが、
少しずつキャッシュレス決済が増えており、
今では支払い方法の幅が病院選びの
キーポイントになっているとも言われています。

キャッシュレス決済に対応することで、
集患の機会損失を防ぐと共に、
自費治療の割合増加も期待できます。

自費治療を躊躇う人の多くは「金銭的負担」を
理由にあげます。

現金でまとまった額を一回で払うということに
抵抗がある人でも、キャッシュレス決済であれば
一気に全額払わなくても治療を受けることが
できるため、心のハードルが下がるでしょう。

検討するべき4つの支払い方法

現金以外の支払い方法を導入する場合、以下の
4つから検討を進めてみるのはいかがでしょうか?

クレジットカード

年齢・国籍を問わず多くの人が利用しているのが、
クレジットカードです。

現金以外の支払い方法を導入する際の、
最初のステップとしておすすめです。

導入方法:クレジットカード会社と直接契約、
     決済代行会社と契約

目安コスト:初期費用、月額費用、
      決済手数料(3~4%前後)

注意点:入金までのサイクルにラグが生じる

電子マネー

電子マネーとは、IDやSuica(交通系IC)などの
非接触ICカードを利用した決済手段の総称です。

おサイフケータイとしてスマホやスマートウォッチ
をタッチするだけで決済できる手軽さも相まって、
多くのユーザーがいます。

導入方法:契約したい電子マネー業者と直接契約、
     決済代行会社との契約

目安コスト:初期費用、通信費、
      決済手数料(3~3.5%前後)

注意点:高額決済には対応していない電子マネーも

バーコード決済

バーコード決済は若い世代の利用者が多く、
導入することで他院との差別化にもつながります。

決済手数料が低いのが特徴ですが、どこまでの
種類に対応するかが悩ましいポイントでしょう。

導入方法:契約したいバーコード決済会社と
直接契約、決済代行会社との契約

目安コスト:初期費用、通信費、
決済手数料(3%前後)

注意点:高額決済には対応していないものも多い

デンタルローン

主に自由診療の治療費に対して使う
ローンのことです。

患者さんが希望して契約するローン商品の他、
利用にあたって医院側がローン会社と事前に
提携を結んでいる必要がある商品もあります。

導入方法:デンタルローンに対応した信販会社と
     加盟店契約を結ぶ

目安コスト:なし

注意点:医院側が負担する手数料はない

コストや入金時期とのバランスを考えて

多様な支払い方法に対応するのは、患者さん側から
すると非常にありがたいことではありますが、
医院側にはさまざまな負担が発生します。

・受付スタッフの教育(端末の操作方法など)
・導入コスト
・手数料
・入金までに時間がかかる
・会計業務の複雑化

特に、毎月の手数料・利用金額に応じた手数料・
決済手段ごとの月末処理は大きな課題です。

まとめ

現金以外の支払い方法に対応することで、集患や
自由診療の割合増加につながる可能性があります。

その一方で、様々な決済手段を導入することは
医院側の負担になることも…。

しかし、患者ファーストで考えるのであれば、
複数の支払い方法を用意することは避けられない
時代ではあるでしょう。

長期的に継続可能かどうかを第一に考え、
無理のない範囲で導入を検討していきましょう。

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