様々な経営セミナーで、
マネジメントの重要性が伝えられています。
歯科医院にとっても
マネジメントはとても重要です。
ですが、
歯科医院マネジメントについて
様々な考え方がありますが、
中でも重要なのが
「ありがとう」という言葉と気持ちです。
マネジメントは経営に対する概念なのに、
どうして「ありがとう」が
最高のマネジメントなのか?
その理由を詳しくご紹介していきます。
「ありがとう」を伝えていますか?
マネジメントについて解説する前に
普段、あなたは歯科医院のスタッフでも、
家族でも友人でも
「ありがとう」という言葉を伝えていますか?
最近では、
チョコレート菓子で有名な
「キットカット」を販売するネスレが、
日本人は1日にどれくらい「ありがとう」を
伝えているかを実際に調査しています。
その結果では、
日本人は「ありがとう」を
1日に平均で7回言っていると
報告しています。
しかし、
問題になるのは中高年の男性です。
なんと
40歳以上の男性では、
感謝の気持ちを伝える回数は
平均で4.3回となり、
減っています。
年齢を重ねるごとに
「ありがとう」と言う回数が、
減っているのです。
あなたはスタッフの何気ない行動に
何回、「ありがとう」と伝えていますか?
感謝の気持ちは継続につながる
「ありがとう」という言葉を伝えることは、
なんとなく大切なことはわかっているものの、
- なぜ大切なのか?
- マネジメントにどうつながるのか?
わからないという方も
多いのではないでしょうか。
マネジメントの重要な役割として
「動機付け」があります。
つまり仕事へのモチベーションです。
目標を達成するためには、
達成するための行動をし続けなければいけません。
行動を続けるためには、
モチベーションを維持しないといけません。
そこで大切になるのが
「ありがとう」なのです。
人間は行動を起こすために先に
「やりたい」という気持ちが先行します。
しかし、
せっかく行動を起こしても
周囲の反応がなければ、
その行動は
「意味がなかった」と捉えてしまいます。
したがって、
行動を起こした後にも
人は気持ちが重要なのです。
誰かが
せっかく歯科医院のために行動をしても、
「ありがとう」という言葉の反応がなければ、
そのような歯科医院のための行動が
継続されなくなってしまう可能性があるのです。
行動を継続させるためにも
「ありがとう」という言葉はとても重要なのです。
「ありがとう」を言える環境にしよう
感謝の気持ちを相手に伝えることは、
行動を継続することにつながります。
それは巡り巡って
スタッフがずっと先生方の歯科医院で
働き続けるためのモチベーションに繋がるのです。
歯科衛生士の新人スタッフが朝早く出勤して、
チェアーの掃除をしていたなら、
当たり前と思わずに、
まずはぜひ「ありがとう」を伝えてください。
トップの歯科医の先生が
「ありがとう」を言いはじめると、
自然にスタッフ全体に「ありがとう」
を伝えることができる環境になります。
「ありがとう」が当たり前になった
歯科医院というのは、
マネジメントが円滑になる可能性があります。
まず大切にして欲しいのは、
スタッフのモチベーションです。
人は、認められる、感謝されることで、
仕事にやりがいを感じます。
ぜひ「ありがとう」を歯科医院の文化にして、
最高のマネジメントを実践してください。