歯科医である院長先生は、
日々の診療で仕事を一生懸命されています。

痛みのある患者さんから、
感謝されることでモチベーションも上がります。

ドクターという仕事は、
モチベーションを維持しやすい職種と言えます。

しかし、
歯科衛生士や歯科助手、受付はどうでしょうか。

せっかくブラッシング指導を頑張っても
先生しか感謝されない、
事務的な作業ばかりで
モチベーションはあがらない、

といった不満を抱えているスタッフはいます。

そこで今回は、
今日からできる仕事のモチベーションアップの方法
について解説していきます。

自分の理念を思い出す

まず先生にやっていただきたいことは、
歯科医院の理念を思い出すことです。

歯科医院を開業されるときに、
地域のお口の健康を守るための歯科医院を作った、
という先生もいれば、
笑顔を守る歯科医院を作りたい、
と理念を掲げた先生もいらっしゃるかと思います。

その理念は
スタッフにわかりやすく掲示してますか?

理念は歯科医院の大きな目標です。

理念を達成するために日々の行動があります。

毎日の行動が正しいかどうかの判断は
理念から判断することになります。

理念をスタッフが忘れてしまっては、
日々の正しい行動ができず、
モチベーションをあげる前に、
今日の仕事を振り返って、
よかったのか悪かったのかも判断できません。

ですから、
歯科医院の理念を改めてスタッフに周知し、
わかりやすい場所に掲示するといいでしょう。

毎日できたことを見返そう

一般企業の営業では、
業務報告のために日報を毎日書いています。

仕事をする上で、
毎日の仕事内容の報告が義務付けられています。

歯科医院で日報を毎日記録しているというところは
非常に少ないです。

しかし、
日報で記録することによってスタッフは
仕事に関して振り返りができるようになります。

この日報でモチベーションを上げるために
やって欲しいのが

「できたことを記録する」

ということです。

できなかったことを毎日記載していれば
どんどんモチベーションは下がっていきます。

ですから、
できたことを見返すことで、
毎日できることが増えていることを実感できます。

また、
できないことにチャレンジする
きっかけになります。

目標を設定しよう

いきなり大きな目標を掲げてしまうと
挫折の原因になりがちです。

10kgダイエットといっても、
年間で痩せるのであれば
1ヶ月に1kg痩せれば目標を達成できます。

しかし、
多くの人が実現できないのは、
目標を細分化していないからです。

いきなり10kg痩せるために、
フルマラソンを毎日するのは難しいです。

ですが、
毎日の夜食をやめる、階段を使う、
といった小さなことであれば達成できます。

モチベーションを上げるためには、
毎日の小さな目標を達成することが重要です。

歯科衛生士であれば、
毎月オススメの歯ブラシの特徴を調べ、
1日何人の患者さんに説明できたか。

受付であれば、
会計の待ち時間5分以内の患者さんを
1日に何人達成できたかといったことを
目標にすることで
毎日の目標ができます。

1ヶ月の目標を達成できれば、
達成できた人には商品券や500円手当を増やす、
といったことをすることで
スタッフのモチベーションを上げることができます。

目標を達成するとご褒美がもらえる
ということは子供だけでなく、
働く人すべてのモチベーションを上げます。

ぜひ、小さな目標を設定して、
中期的な目標が達成できれば
ご褒美を準備してみてくださいね。