医院に新しい仲間を迎え入れようとするときに
「来るもの拒まず、去るもの追わず」
になっていませんか?

現在、歯科医院は
コンビニより多いと言われています。

なかなか採用がうまくいかず
深刻な人手不足に悩んでいる
医院もあると思います。

人手不足を理由に、面接に来てくれた人を
すぐに採用してしまう気持ちもわかります。

しかし、採用する人を適切に選ばないと

  • すぐに辞めてしまう
  • 思うように成長して活躍してくれない

といった事態を招いてしまいかねません。

そこで今回は、
人を採用するときの3つのポイントについて
紹介していきます。

人を採用したら終わりではない

人を採用したら”終わり”ではありません。

なぜなら採用のゴールとは、
求める質の人材の獲得に成功した時ではなく、
その人が医院に定着して活躍すること
だからです。

そういったときに初めて採用に成功したと
言えるのではないでしょうか?

採用するときの3つのポイント

採用するときには、
次の3つのポイントを意識しましょう。

①採用の仕組み・目的の明確化
②求める人物像を設定する
③医院の好感度を上げる

それぞれについて
詳しく見ていきましょう。

①採用の仕組み・目的の明確化

人を採用する目的は、
大きく分けて次の2つがあります。

  • 現状の業務改善のための人材募集
  • 成長のための人材追加

現状の業務改善のための人材募集では、
現場で働いているスタッフの仕事状況を見ながら
中途採用を考えるケースが多いと思います。

一方で、成長のための人材追加のケースでは、
未来に向けての人材になるので、
若くて将来伸びる人材が向いている
傾向があります。

もちろん、成長のために医院に
不足している人を求める場合は、
中途の経験者を求めることもあります。

その時の医院展開の規模や、
現場の状況などによって
どんな採用システムを活用するのか、
目的を決めると良いでしょう。

②求める人物像を設定する

人物像を設定することで、
それに近い人や
その素養のある人に響くような
条件提示などになるので、
結果として
魅力的な採用活動になります。

どうやって求める人物像を決めるのかというと、
中途採用の場合は、
業務経歴やスキルという
具体的で客観的な事実を基準として設定します。

しかし、新卒の場合には、
経歴やスキルは基準にならないので、
現場で働いているスタッフから意見をもらって、
設定するのがオススメです。

設定するときには、
次の3つの条件を確認しながら話し合うことで、
人物像がハッキリとするようになります。

③医院の好感度を上げる

院長やスタッフが良いと思った人でも、
採用までに結びつかないことがあります。

人には認知的不協和といって、
自分の判断が正解かどうか迷ってしまい
確かめたくなる心理をもっているようです。

特に現代の場合には、ネットで口コミを見たり
周りに確認したりする傾向があります。

そのため、医院は批判的な口コミや周りくどい
採用手法などがないように対策しておきましょう。

また、気の利いたフォローは
医院の好感度を上げる効果があります。

例えば、面接に訪問した人に向けて、
受付にウェルカムボードが置いてある。

面接後には電話やメールで
「今日はありがとうございました。」と
連絡をするなどといったことは、
他の医院との差別化や
この医院で働きたい!と思わせる
ことにも繋がるはずです。

まとめ

採用するときには、次の3つのことを
意識すると良いでしょう。

  • 採用の仕組み・目的の明確化
  • 求める人物像を設定する
  • 医院の好感度を上げる

採用する人を適当に選んでいては、
すぐに辞めてしまったり
トラブルになったりするケースもあり、
結果的に時間もコストも
余計にかかってしまいます。

院長は新しい仲間が医院に定着するように
準備しておきましょう。