スタッフの定着化は歯科医院を
運営していく上では
欠かせないポイントなのではないでしょうか。

スタッフが定着化するということは
歯科医院が安定して運営されるだけでなく、
他にもメリットがあります。

それは歯科医院のリコール率が
アップする傾向にあるということです。

どうしてスタッフ定着化で
リコール率が上がりやすいのか?

その理由について詳しく解説していきます。

スタッフ定着化でリコール率が上がる理由

スタッフ定着化でリコール率が上がる理由、
それは

「ファン患者」

が、来院してくれるからです。

特に歯科衛生士の場合は
ファンがつきやすいことが多いようです。

例えば、小児に人気の歯科衛生士さんは
保護者からの指名を受けやすい
傾向があります。

また、説明が上手な歯科衛生士であれば、
時間に余裕のない会社員の方などが
積極的に、リコールに
通うようになる傾向があります。

もちろん、歯科衛生士それぞれに
得意分野があり、一人一人、
どういったファン患者さんがつくかも違います。

ご年配の患者さんに
人気の高い歯科衛生士もいます。

スタッフが定着化し、何年も勤めていると
歯科衛生士それぞれのファンがつきます。

ファン患者さんがいることで、
リコール率は上がり、
歯科医院経営において安定したリコール率を
保持することができるのです。

スタッフにファンがいれば院長がいなくても強い歯科医院になる

多くの歯科医院は
歯科医の先生が1人体制かと思います。

もちろん院長先生の治療を
受けたい患者さんがいないと、
歯科医院経営は成り立たないでしょう。

ですが、院長先生ひとりだけでは、
リコール率の安定には
つながらないかもしれません。

スタッフが定着化し、スタッフ一人一人に
ファン患者さんがつけば、
そのスタッフのファンになった患者さんが
定期的に通院するようになります。

スタッフ一人一人にファンがいることで、
集患力がとても強い歯科医院になります。

院長先生ひとりの力では
やはり限界があるのではないでしょうか。

スタッフが定着化することで、
院長先生ひとりの集患力以上の力を
引き出すことができるのです。

また、歯科衛生士を指名する患者さんが
多いのは事実ですが、

受付スタッフも大切な戦力

になります。

受付の対応が悪い歯科医院では

「診療スタッフは対応がいいのに
受付の対応が悪いから通いたくない」

という印象を持たれてしまいます。

一方で、受付の対応がいい歯科医院では

「あそこの歯科医院は受付が
いつも笑顔で感じが良い」

という好印象を持たれます。

受付の対応がよければ
患者さんの予約のハードルも下がります。

反対に、受付の対応が悪ければ、
患者さんも予約の電話が
億劫になってしまうのです。

歯科衛生士だけでなく、
受付スタッフの対応も見直すことで、
それぞれのスタッフにファンがつくのです。

スタッフの魅力を見つけよう

ファン患者さんを増やすためには、
スタッフの魅力を見つけ、
引き出すことが何よりも重要です。

子供の対応が好きで得意なスタッフもいれば、
子供に接するのが苦手なスタッフもいます。

苦手なスタッフに苦手だからといって、
対応の練習をさせても、ファン患者さんは
つかない可能性が高いでしょう。

だからこそ、
スタッフの魅力を探し出し、
その魅力を最大限に発揮できる
患者さんについて対応をしてもらうほうが
いいかもしれません。

子供の対応が上手なスタッフであれば
小児へ対応してもらうための相談をし、
高齢者への対応が得意なスタッフであれば、
訪問歯科診療の教育も実施してみることで、
それぞれのスタッフが歯科医院には
欠かせない戦力になります。

苦手な人の対応を積極的にさせてしまえば、
スタッフにとっても負担になり、
患者さんへ満足のいく治療を
行うことが難しくなってしまう可能性があります。

もちろん、スタッフの人数の問題もあります。

ですが、できる限りスタッフの魅力を見つけ、
いかせるように院長先生が配慮することで、
ファン患者を増やすことができます。

ぜひスタッフの魅力を見つけ、
いかしてみてはいかがでしょうか。