今いる患者さんだけで予約が埋まってしまっている
といった場合でも、新しく新患の方に認知してもらって
選んでもらうという努力は大切です。

特に今アポイントに空きがある状態の歯科医院は、
認知して選んでもらうということに
力を入れていきたいですね。

集患の為にはHPなどのツールも大切ですが、
患者さんは自宅近くや会社の近くなど
生活圏で歯科医院を探している人が多いです。

実際に見たり、歯科医院の前を通ったりして
『この歯医者さんに通ってみようかな』
と思ってもらえる様に興味を持ってもらえることが
大切です。

そしてその患者さんに歯科医院のファンになってもらって
他の患者さんを紹介してもらう事が出来ると
良いサイクルが生まれてきます。

ファンになってもらわないと、
残念ながら、予防歯科を中心とした医院経営の実現は
遠いものになってしまいます。

そこで今回はまず身近な所から集患の為に
どの様なことに力を入れていくと良いか
詳しくご説明します。

【ポイント①目にとまる黒板を作成してみる】

そこに歯科医院があると認識していても、
どの様な歯歯科医院なのか分からないと
身近に感じてもらう事ができません。

なんとなくあの場所に歯科医院があったという認識から、
どんな歯科医院なのか?と興味を持ってもらう為には
どの様なことをしたら良いのでしょうか?

まずは歯科医院の前に黒板を作成してみましょう。

黒板に書く内容は歯科医院の紹介や力を入れている診療など
分かりやすく簡潔に書く事が大切です。

足を止めて見てもらうのが理想的ですが、
多くの患者さんは歩きながらや
買い物しながらなどの『ながら』の状態で
黒板を見ます。

ただここに歯科医院があるという認識を
持ってもらう手助けになりますし、
治療したいと思った時に思い出してもらう
きっかけにもなります。

また、最近では色々な所で
チョークアートも増えてきていますね。

歯の絵を書いたり少しぼかしたりするだけで
雰囲気が変わってきます。

伝えたい内容プラス『なんだろう?』と思わせる工夫で
チョークアートも加えてみてはいかがですか?

歯医者さんを探している人だけではなく、
気になって見てくれる機会も増えてくれるでしょう。

しかし、絶対に忘れてはならないことがあります。

それは、どんなご近所さんに来てほしいのか?
を明確にして伝えるべき内容を決めましょう!
ということです。

場所柄もあるでしょうし、年齢もあるでしょう。

また、スタッフの中で絵やイラストが得意な人に任せると
楽しく作業してもらえると思います。

絵やイラストが得意なスタッフがいない場合には
インターネットで色々な素材を検索してみると
やり方なども出ていて簡単に作成することが出来るので
おススメです。

【ポイント②パンフレットを置いておく】

黒板で興味を持ってもらえたら
今度はどんな歯科医院か伝えたいですね。

黒板にも情報を書く事は出来ますが、
あまり情報を詰め込み過ぎると見にくくなってしまうので
情報を知ってもらうにはパンフレットがおススメです。

黒板横のスペースにパンフレットを置いてみましょう。

歯科医院のパンフレットであれば、
スタッフの紹介も出来ますし、
歯科医院の時間や連絡先なども
細かく確認することができます。

診療時間や連絡先が分かりやすく記載することはとても大切で
患者さんが歯医者さんに行きたいと思ってもらった時に
時間や休診日は良く見られると言われています。

また連絡先が分かりにくいと予約しようと思っても
分かりにくいので他の歯医者さんに。
という可能性も出てきてしまいます。

『診療時間』『連絡先』『休診日』は分かりやすく記載しましょう。

またパンフレットは医院案内以外の物もおく事ができます。

ホワイトニングやインプラントなどに力を入れている場合には
そのパンフレットもおいておきましょう。

こんな治療をしているというアピールになります。

また、パンフレットでどの様な歯科医院か分かってもらって
治療内容のパンフレットでどの様な治療を受ける事が出来るか
認識してもらうことができます。

黒板で認識してもらって更に興味を持ってもらう為に
パンフレットで集患を狙います。

この2つの事はご近所さんに働きかけるものですが、
歯科医院は目的がある場合を除いて
生活圏で選ぶ人が多いので、効果的です。

また取り入れるのにも大きな負担にならず
歯科医院のスタッフのみで取り組んでいけるので
おススメです。

日頃来院している患者さんに色々な働きかけを
していると思いますが、
まだ患者さんになっていない
未来の患者さんの集患も考えていきましょう。

まず来院する『きっかけ』作りをしてあげることが大切です。

よく、ママ達がたくさん集まると歯医者さんは
たくさんあり過ぎてどこに行ったらいいか分からない
という声を聞く事があります。

まだ『ここの歯医者さんにずっとお願いする』
という歯科医院に巡り合っていないと言います。

ママの世間話では病院や歯医者さんのことが
話題に上がることは多いのです。

そんなママ達や身近な患者さんなど、
地域柄多い年代に向けて情報を発信していくと
『1度行ってみよう』
と思ってもらえることに繋がっていきます。

そんな未来の患者さんにかかりつけ歯科に決めてもらう為に
集患にも気を配っていくと良いですね。

黒板やパンフレットを使って集患に役立ててみませんか?