前回の記事では、
女性心理を理解して、
スタッフとうまく付き合っていく方法を
ご案内しました。

今回は、女性脳を取り入れて、
人間関係をうまく保つ方法を
ご案内します。

予防のために歯科医院に通い続けてもらうには、
その歯科医院の雰囲気が
「悪い」ことは避けたい
ですね。

とくに、
院内の人間関係がうまくいっていないと、
どうしても言葉や態度に出てしまいがち。

それは、患者さんに伝わってしまうものです。

良い人間関係が築けていることは、
患者さんにとっても心地良いものです。

とはいっても、
院長とスタッフの
人間関係を良好にしながら
日々診療業務にあたることに苦戦している
院長も多いことでしょう。

それは、
女性脳を理解していないのが
原因かもしれません。

そこで、今回は
「女性脳」を取り入れて、
人間関係を上手くする方法
について
解説していきます。

男性とは違う女性脳とは?

男性は、どちらかと言えば
左脳を使って考えることが多いと言われています。

左脳は、
思考や論理を司る
人間的な脳と言われています。

女性は、どちらかと言えば
右脳を使って考えることが多いと言われています。

右脳は、イメージや感情、
人間関係を大事にする脳です。

例えば、
スマートフォンを買ったとします。

男性は、スマートフォンのスペックや
画素数や通信回線の速さについて
話をしがちです。

しかし、女性の場合は、
スマートフォンで撮った写真を
友達に見せたり、SNSにアップしたりと
シェアすることで楽しみがちだと思います。

つまり、女性は
スマートフォンによって
人と人が繋がること
喜びを感じているのです。

このように、
脳の優位性が異なることから、
男女にすれ違いが起こる
のではないか
と言われています。

逆に、
相手の優位性を理解することで、
すれ違いを無くして、
お互いに歩みよることが
できるようになると
いうことでもあります。

女性脳の5つの特徴

女性脳には次のような5つの特徴があります、と
言われています。

  • 見られていることを意識している
  • 非言語的な情報を拾う
  • プロセスが大事
  • 不公平に不満を持つ
  • フラットな関係でいたい

それぞれについて詳しく紹介していきます。

見られていることを意識している

女性は、こどもの頃から

「○○ちゃん可愛いね」
「その髪留め似合うね」

といったようなことを言われることで、
自分が見られている意識が強くなる
傾向があります。

つまり、
他者の目を気にしながら
生きているのです。

魅力的な女性は、
他人から見られていることを
意識しながら、
身だしなみを整えたり、
言葉を選んだりしているのです。

例えば、
化粧は
「自分が見られている」ことを前提に
毎日時間をかけて
行っている行動の1つと言えます。

鏡を見て化粧をすることは、
他者の目を気にしていることを表します。

見られているのを意識することは、
客観的に自分を見ることになります。

客観的に自分を見ることで、
相手の視点に立って
物事を見るのが上手くなる
のです。

非言語的な情報を拾う

非言語的な情報とは
言い換えれば、「女の勘」です。

「彼氏が浮気しているかも知れない」

など
色んなことを察知する能力のことです。

女性の方が、
男性より周りの状況が自分にとって
好ましいものなのかを
察知する能力があり、
情報を拾うことで
自分の身を守っているのです。

プロセスが大事

女性スタッフに頼み事をして、
その報告を聞くとします。

この時に男性は、
結果がどうだったかを先に知りたがります。

しかし、女性スタッフは、
結果までの詳細を
事細かに話そうとします。

詳細より結果を重視する男性は、
先回りをして

「つまり、こういうことだろ」


答えを言ってしまったり、
すぐに話しをまとめてしまったりします。

こういうきっかけが
価値観のズレを生み出す原因になります。

不公平に不満を持つ

女性に仕事を頼んだ時に、

「あの子は暇そうなのに、
なんで私だけがこんなにたくさんの仕事を
やらなきゃいけないの?」

と言われた経験はありませんか?

こんなストレートな言い方ではないにしろ、

「え?私が?」

といった言葉の後には、
前述した言葉が隠れている場合が多いです。

女性は、人間関係や
チームのバランスが大事
にします。

だから、
「あの子には頼まなくて、私には仕事を頼む」

という
不公平感の方が先に立ってしまうのです。

フラットな関係でいたい

男性は、
集団の中での順位付けの概念を
非常に大事にしている節があります。

だからこそ、男性にとって、
ボスになることは大きな意味をもっています。

しかし、女性は
男性のような目線で
組織やチームを見ていません。

多少の上下関係はありますが、
誰かがボスになって
司令塔になるようなチームを作ろうといった
意識があまり無いのが
女性脳の特徴でもあります。

誰かが頂点というよりは、
みんな横並びの関係を
作りたがる傾向にあります。

歯科医院は女性中心の職場です。

女性が働きやすい人間関係をつくることは、
医院の活性化につながります。

男性の院長は理解できないことも
多くあるかと思いますが、
知っておいて損はないと思います。