スタッフが3ヶ月も経たずにやめてしまう
ケースがあるかと思います。

「スタッフがやめてしまうのは仕方がない」

と考える院長先生も
いらっしゃるかもしれません。

もちろんスタッフにも事情があるでしょうが、
院長先生がスタッフ定着化のために
しておいたほうがいいこともあります。

今回は院長先生に知っておいてほしい、
スタッフを定着させる方法について
ご紹介していきます。

スタッフの背景を知る

スタッフ定着化のために
院長先生にご存知いただいたほうが良いことは

「スタッフの背景を知る」

ということです。

スタッフといっても10人いれば
10人それぞれのライフスタイルがあります。

例えば、
プライベート重視のスタッフもいれば、
仕事に邁進しているスタッフも
いるかもしれません。

一方で、
子育てに忙しいスタッフがいる場合や、
育児は落ち着いてきたものの、
お子さんの受験で大変なスタッフも
いるかもしれません。

院長先生は
スタッフが10人いれば
10人それぞれのスタッフの背景を知り、
スタッフ一人一人にあったマネジメントを
していかなくては、
スタッフが定着化しない可能性があります。

スタッフの背景を知れば、
子育て世代には子育て世代への接し方や
働き方に配慮することができるかと思います。

また、時間的に余裕のある独身世代や
子育てが落ち着いた世代への働き方も
検討することができます。

逆にいえば、スタッフの背景を知らないと、
スタッフにとっては自分のライフスタイルに
合わず、やめてしまう原因にもなります。

ですから、院長先生はまずスタッフの背景を
知ることから始めてみてはいかがでしょうか。

雑談を意識的にする

スタッフの背景を知るためには、
やはり雑談が重要です。

雑談を意識的にすることから
始めてみてはいかがでしょうか。

例えば子育て世代のスタッフであれば、
自分の子供のときの思い出話から、
スタッフのお子さんの話を
聞いてみたりするといった内容は
いかがでしょうか。

この雑談からは、

「スタッフのお子さんが何歳くらいなのか?」

「小学生なら
入学式、運動会、卒業式のイベントのときに
積極的に有給休暇を使いたいだろう」

ということが推測できます。

また、中学生以上のお子さんがいる、
子育てがひと段落しているものの、
受験や教育費にお金がかかる時期の
スタッフであれば、積極的に仕事をしたいと
考えていることが推測できます。

スタッフの背景がわかれば
シフトを増やすといった配慮ができます。

このようにスタッフとの雑談をすることで、
スタッフの背景を知ることができ、
働き方の提案や休み方の配慮を
することができます。

また、このときに大切なことは、
一部のスタッフだけでなくスタッフ全員へ
雑談をしっかりとすることです。

例えば、今は仕事を頑張りたいと
考えているスタッフがいるかもしれません。

あるスタッフは、結婚間近で
婚約者との時間をできるだけ過ごしたいと
考えているかもしれません。

全てのスタッフの背景を考慮して、
働き方や休みを配慮は困難かと思います。

10人それぞれの背景を知り、
できる限りの配慮をしようとしていることが
伝われば、スタッフは定着しやすくなります。

そのためにも隙間時間に院長先生は
できるだけ雑談を
意識的にしてみたほうが良いでしょう。

共通点を探そう

雑談のときに大事なのが、
院長先生とスタッフとの共通点です。

人は共通点があればあるほど、
親近感を抱くことができます。

共通点といっても様々な共通点があります。

好きな歌手が一緒、住んでいる地域が一緒、
高校のOB、お子さんがいるなど
ちょっとしたことから共通点は
見つけることができるかと思います。

共通点を探して、
共通点の雑談を意識的にすることで、
スタッフとの距離が近くなります。

とはいえ、共通点が全くないと
頭を抱える院長先生も
いらっしゃるかもしれません。

例えば、
流行りの漫画が好きなスタッフがいるなら、
院長先生も読んでみて、
感想をそのスタッフに話すだけでも、
スタッフとの距離感が近くなる可能性があります。

院長先生から積極的に共通点を
作っていくということもスタッフ定着化には
重要なポイントかと思います。

ぜひスタッフの背景を知ることから
始めてみてはいかがでしょうか。

背景を知ったら、院長先生ができる範囲で
スタッフとの共通点を作ってみましょう。

それだけでスタッフと院長先生との距離が
近くなり、スタッフがすぐにやめてしまう、
といったことを防ぎやすくなります。

ぜひ共通点を見つけ、ない場合は
作っていくことをしてみましょう。