歯科医院にはそれぞれ
規模によって目標があるかと思います。

例えば、

  • 年商1億円を達成したい
  • 朝のミーティングをルーティン化させて、
    スタッフ自らどういった1日のスケジュールで
    患者さんを診察するかを発表する
  • スタッフが長く働くために
    スタッフが喜ぶイベントを定期的に開催したい

などです。

それぞれの目標には規模の違いはありますが、
歯科医院にとっては達成すべき目標を
掲げているのではないでしょうか?

そこで今回は、
小さな目標であっても大きな目標であっても
達成してもらうために
スタッフがどうあるべきなのかについて
ご紹介していきます。

何のために目標達成するのかスタッフが理解する

歯科医院によって達成すべき目標は
違ってくるかと思います。

目標を達成するために第一に大切なことは
スタッフがどうしてその目標を
達成しなければいけないかを理解することです。

最もわかりやすい目標が

「新規患者数の増加」
「1日来院数の目標数の達成」

などです。

新規患者を増やしたいのであれば
月に30人を目標にして、
達成するためには、
どうやったら新規患者さんが
来院されるのかを
ミーティングで話し合ってみましょう。

ホワイトニングお友達ご紹介キャンペーンや、
患者さんとのカウンセリングの中で、

「ご家族に歯の治療で悩んでいる」

などの悩みを引き出すといった様々な手法で、
新規患者さんをどうやって増やすかを
スタッフみんなが考え、
実行していくことが重要です。

目標を達成したらスタッフにはどんなメリットがあるのか周知させる

新規患者さん月間30人達成、
1日来院患者数80人達成といった
具体的な目標を達成したら、
今度はスタッフどんなメリットがあるのかを
しっかりと周知してみましょう。

例えば、
新規患者さんが増えれば、
歯科医院の増益に繋がりますから、

「増益することで、賞与の額を増やすことが
出来る可能性がある」

「手当として頑張った人数分の
報酬を支給できるかもしれない」

といったメリットを伝えましょう。

1日の目標人数を達成した日が
月で何回あったのかカウントし、
カウント数に応じて、手当を支給するといった
取り組みをしている歯科医院もあるようです。

目標は掲げて終わりではなく、
掲げて達成したときのメリットを
しっかりと歯科医院を経営する院長先生も
考えていたほうが良いかと思います。

目標を達成後にさらに達成するための目標を作っていく

なかなか目標が達成できない歯科医院も
あるかと思いますが、
賞与や昇給にしっかりと反映することで、
徐々に目標を達成している歯科医院も
あるようです。

しかし問題は
目標を達成してしまった後のことです。

達成後はさらに高い目標を設定し、
かつ達成していくためには
今までやり方では通じないこと、
そしてどんな方法でチャレンジしていくべきかを
検討していかなくてはいけません。

この繰り返しで、
歯科医院のスタッフは成長し、
結果として、
大きな利益を生む歯科医院経営を
達成することが出来るかもしれません。

それでは、
目標をどんなことを設定すればいいのか?

全くわからないという歯科医師の先生も
おられるかもしれません。

そんな時は、

「予約数を増やし、
メンテナンス患者さんを増やす」

といったシンプルなことから
始めてみると良いかもしれません。

歯科衛生士の負担は
増えてしまう恐れがありますが、
歯科衛生士同士で
どうすれば効率的に動くことができるのかを
考えるようになるかもしれません。

受付にも目標を達成することができれば、
賞与や昇給に影響することを伝えることで、
どの時間帯であれば、
急患患者さんを対応できるのかを
考えるようになる可能性があります。

先生の目標を達成するには、
最初に小さな目標から徐々に取り組み、
徐々に大きな目標に切り替え
最終的な目標を達成できるようにしましょう。