歯科だからこそ、幅広い分野に挑戦する。

歯やお口以外からのアプローチで
新たなターゲット層の獲得や
ファン患者の獲得にも繋げることができます。

では、どんなアプローチができるのか?
いくつかみていきましょう

保育

家族層がターゲットの場合は特に有効です。

患者さんの中には
赤ちゃんや小さいお子さんがいて
みてくれる人が身近にいないため
なかなか通院するのが難しいという人がいます。

お子さんを一時預かりすることができれば
安心して、ゆったりと
診療に臨むことができますよね。

保育関連の資格を持っているスタッフがいたら
その強みを生かす環境を作ることにも繋がります。

また、保育関連の資格を持つスタッフの
採用をすることで、人材の幅が広がります。

医院に活用できる空間がある、
またはつくれるなら
保育スペースがあると、よりよいですね。

空間がない、
資格を持ったスタッフがいない場合でも
患者さんが了承すれば
診療スペースの近くで
お子さんをみることはできるので
そういったことから始めてみるのもよいでしょう。

また、患者さんだけでなく
働くスタッフのお子さんを
一時預かりできると
働きやすさUPや
採用活動のアピールにも
つなげることができますよ。

食育

「食べる」ことは、
歯やお口と密接な関係があります。

そこから何かアプローチできれば
患者さんとの接触回数を増やすことができます。

例えば、離乳食教室を開く。

月齢によってどんな形態の食事を
どのように与えるのがいいかというのは
色々な機会を利用して学ぶことができますが
実際やってみると、なかなか上手くいかない
というケースも少なくありません。

だいたいの基準が分かっていても
一人一人の状態に合わせた
アドバイスをきける機会というのは
意外と限られていたりします。

ネットで簡単に、誰でも色んなことを
知ることができるからこそ
正しい情報を取捨選択する力が
必要となってきますが
何が正しくて、何が間違っているのか、
判断するのはなかなか難しいですよね。

そこで、歯・お口の専門家である
歯科関係者から
食に関する話をすることで
その子のお口の状態を見ながら
適切なアドバイスが可能となります。

栄養士や管理栄養士等
食に関する資格を持ったスタッフがいると
より幅広いことができますが、
知識さえあれば、
そこまで資格にこだわる必要はありません。

はじめは、院内新聞で情報発信をする、
お口を育てるためのレシピを作ってみるなど、
医院の状況をみて
できることからやってみましょう。

足育・姿勢・息育

足を整えることは
体幹や姿勢を整えることになります。

そして、姿勢が整えば
呼吸を整えることができます。

例えば、足に合っていない靴を履いている。

たったそれだけのことでも、
成長や姿勢に影響がでたりします。

近年、土踏まずが未発達だったり
浮指や、そのほか足指に問題がある
お子さんが増えているといわれています。

歯科から足指へ何かアクションできると
子供の成長を見守りつつ
全身を整えることに繋がります。

姿勢や呼吸は、歯並びや口の機能に影響するので
そこからアプローチできるなら
医院にとって大きな強みとなります。

歯科医院に来院した子供たち。

どんな靴を履いてきているのか、
どんな姿勢で待合室にいるのか、
お口はぽかんと開いていないか、
様子を観察すると、
見えてくることが沢山ありますよ。

禁煙支援

今まで比較的お子さん向けのコンテンツでしたが
大人向けだと禁煙支援はいかがでしょうか。

歯・お口とタバコの関係は深いですよね。

タバコは体に悪い。

喫煙者の患者さんご自身も含め
誰しもが分かっていることではありますが
やめられない。

なかなかスムーズに結果をだすのは
難しい分野かもしれませんが
喫煙していることによって
現在どのような害が出ているのか
今後どのような害が出てくると考えられるのか
歯科の目線から伝えられるのは
歯科医院ならではです。

まとめ

ざっくりと大きく
4つの分野について紹介しました。

どれも、勉強会・講習会等様々なものがあるので
学べる環境はあると思います。

この機会に新しい分野に取り組んでみたり
深めてみるのはいかがでしょうか?