あなたの歯科医院では
リコールハガキを送っていますか?
リコールハガキを送ることで
患者さんへの定期検診の動機付けにつながります。

ですが、
定番の歯科通販サイトの
定型文のリコールハガキを送っているだけでは
患者さんの印象も残らずに
ハガキを捨てられる可能性が高い
です。

せっかく送ったリコールはがき。
できれば、患者さんに
「歯医者さんに行かなきゃ!」
と思ってほしいですよね。

ということで、
今回は定期検診受診率をアップさせるための
リコールはがきのポイント
についてご紹介します。

お誕生日を利用する

リコールはがきを送るタイミングは
歯科医院によって半年や1年など様々です。
ほとんどの歯科医院が
最終来院日から半年のところが多いようです。
しかし、最終来院日から半年では、
そこまで患者さんの印象に残りません。

そこで活用してほしいのが
「お誕生日」です。
どんな年齢であっても
自分の誕生日を意識していない方はいません。
サラリーマンであっても、家族からサプライズで
お誕生日のお祝いをされるのは嬉しいですよね。

定期検診を促すのであれば、
患者さんの印象に残ることが重要ですから、
誕生日の月にリコールハガキを送ることで、
患者さんへの印象が全く違います。
リコールハガキを送るのであれば
患者さんの誕生日月を意識して送りましょう。

お口の健康習慣やクリスマスなどイベントを活用する

リコールハガキは
お口の健康習慣やクリスマス、バレンタインデー
などのイベントを利用する
のも効果的です。

リコールハガキを送って持ってきてもらうと
虫歯にならないチョコレートや
歯ブラシをプレゼントなど、
定期検診に行きたくなる理由
リコールハガキで提示してあげましょう。

ただ単に定期検診のハガキをもらっても
捨ててしまいますが、
歯ブラシがもらえるといった
付加価値をリコールハガキに与えることで
定期検診受診率が大幅に上昇します。

このイベント活用法は、
あらかじめ年間スケジュールを決めておくこと
お薦めします。
行き当たりばったりでは
継続は困難になるから
です。

手書きを必ず添える

歯科医院のリコールハガキのほとんどが、
「定期検診を受けましょう」
と印刷された文字です。
ハガキをもらうときに、印刷されただけの文字では
関心のないことに関しては、
人は読みもしないことがわかっています。

もちろん
「今、歯が痛くなってきて
ちょうど受診しようと思っていた」
という方も中にはいらっしゃいますが、
定期検診の受診率アップとは意味が違います。

症状がまだない方に定期検診を促したいからこそ
歯科医院はリコールハガキを送っています。
そこで、
しっかりとリコールハガキを読んでもらうため
行って欲しいのが
「手書き」
です。
全ての文章が手書きであればより良いですが、
なかなか、全ての文章を手書きで書くのは
手間がかかりすぎます。

まずは
「〇〇さんお元気ですか?
〇〇さんにお会いできるのを
楽しみにお待ちしております!」

一言添えるだけでも、
リコールはがきを患者さんが読んでくれます。

できれば、スタッフが「患者さんメモ」で
話した雑談の内容を記載することで
より患者さんが歯科医院にとって、いかに
重要な存在かを知ってもらうことができます。

例えば
「この前◯◯さんに教えていただいた
おすすめのケーキ、とっても美味しかったです。
美味しいので虫歯になっていないか心配です。
またおすすめのケーキ教えてください!」
患者さんと話した内容を記載することで、
患者さん自身は、
定期検診が他人事だったのが自分のこと
という認識に変わり
「定期検診に行ってみようかな」
動機付けに変化します。

通販会社のリコールハガキでは
決してできないことです。
もちろん、
日頃から患者さんとどんな会話をしたのか
カルテなどに記載しておくことも大切
です。

目的を間違っていないですか?

リコールはがきを送っているあなたに質問です。

あなたの歯科医院では、
リコールハガキを送ること
目的になっていませんか。

医院のルール通りに送ることは大切なことです。

しかし、リコールはがきの目的は、
そのはがきを見た患者さんが、
いかに定期検診に来てくれるか?
ですよね。

そのためには
患者さんにリコールハガキを読んでもらい、
歯科医院に行きたくなるような理由
作ってあげましょう。

1人でも多くの患者さんが
定期検診に来てもらえるよう、
リコールはがきには、ぜひご紹介したポイントを
活用してください。
少しの手間をかけることで、
結果は大きく変わる
のです。