開業して10年経過するのに、
変化がないことに悩んでいる院長先生は
多いのではないでしょうか。

例えば、

「スタッフの雰囲気が変わらない。」
「入った新人はすぐに辞めてしまう。」

といったような悩みです。

その状況に悩んでいたのに、
今では、

「考えても仕方がない・・・」

と思っている
歯科医師の先生もいらっしゃるかもしれません。

しかし、
歯科医院はいつでも変わることができます。

その方法は「仕組みを変えること」です。

仕組みを変えなければ、
歯科医院は変わりません。

ですが、仕組みが変われば、
より歯科医院経営を豊かにすることもできます。

今回は、
そんな歯科医院を変える方法
をご紹介します。

どうしてスタッフも経営も変化がないのか?

歯科医院開業当初は、
売上アップや
スタッフ教育に力を入れていた医院も、
10年も経過すると
成長がストップするところが多いです。

成長がストップしてしまうだけで
あればいいですが、
成長が低下し、
売上も低下していく歯科医院もあります。

何もしなければ
多くの歯科医院は現状維持、
もしくは少しずつ悪い方向に変わっていきます。

では、
どうしてスタッフも経営も
成長をストップしてしまうのでしょうか。

大手企業は毎年利益を上げる経営計画を作ります。

その中身は、
新たな事業を立ち上げたり、
効率化のために設備投資を行ったりと
多岐に渡ります。

だからこそ、
大手企業は何十年と続くのです。

会社継続の基本は成長を止めないことです。

そのためには毎年変わっていないようで、
仕組みなどを変えています。

成長には
非効率なことはやめ、
効率的になるための仕組みを、
日々変えていくことが必要
なのです。

仕組みを変えれば売り上げも上がる??

「仕組みを変えても意味がないのではないか?」

と考える先生もいらっしゃるかもしれません。

しかし、
仕組みを変えたことで、
売り上げをアップさせた歯科医院もあります。

例えば在庫管理システムです。

システムと言っても、
在庫管理の仕組みを
ルールとして作る
だけです。

歯科医院はCR充填やセメントなどの材料、
グローブや紙コップなどの衛生商品など、
様々なものの在庫を把握しなければいけません。

高価な材料も多く
在庫管理がうまくできていないと、
使用期限が過ぎてしまって、
せっかくの高価な材料が無駄になってしまいます。

そういったロスを減らし、
小さなロスを減らすことで、
結果的に無駄な経費を削減できた
歯科医院も多いです。

また、
アポイントをきちんと取る患者さん、
無断キャンセルの多い患者さんの
カルテを色分けし、
予約の急患枠を無断キャンセルの多い患者さんで
埋めておくことで、
1日の患者数を一定にし、
売り上げをアップさせた歯科医院もあります。

このように
仕組みを変えるだけで、
売り上げを上げることも可能
です。

変わらない歯科医院はない

「仕組みを変えるのは大変そう…」

と感じるスタッフも多いです。

しかし、
仕組みを大幅に変えるのは、
とてもハードルが高そうに見えて、
やってみると継続することが多いです。

仕組みを変えるといっても、
まずは小さなことからやってみることで、
大きな仕組みを変えることができます。

まずは売り上げに直結する、
無断キャンセル患者さんのピックアップを
オススメします。

カルテを入れるファイルを色付きにしたり、
カルテのどこかに識別用のシールを貼ってみる、
ということをするだけで、
受付は予約の際に注意ができ、
キャンセルする可能性が高いので
その枠に急患を入れる、
ということができます。

変えたい仕組みはたくさんあるかもしれません。

ですが、
月に1個ずつのペースでいいので、
ゆっくり一つずつ変えていくことで、
無理なく仕組みを変えることができます。

ぜひ取り組めそうなことから
仕組みを変えてみてください。