突然ですが、「オーラル・フレイル」ってご存知でしょうか?
もちろん知っている!という方も、
なんとなく言葉は知っているけど・・・という方も
いらっしゃると思います。
オーラル・フレイルは直訳すると「歯・口の機能の虚弱」
という意味だそうです
日本は現在、急激な速度で高齢化が進んでいます。
オーラル・フレイルは、全身状態が悪くなるサルコペニア期や低栄養期
の前段階といわれています。
栄養を経口摂取することは、患者のQOLの向上に非常に有効であると同
時に口腔環境を整えるためにも非常に効果的です。
まさに、食べることは高齢者にとって楽しみであり、
生きがいとなることもあるのです。
このような中、健康寿命を長く保とうとすると、
お口の健康を保つことは非常に重要なポイントです。
さて、高齢者の方々は医科の診療所等への受診は多いイメージがあると
思いますが、歯科医院についてはいかがでしょうか。
皆さんのクリニック、高齢者の患者さんは多いですか?
少し古いですが、平成20年の患者調査によると
特に75歳以上では医科の外来受診率が著しく上昇するのに対して、
歯科の受診率は横ばいのようです。
受診率が低い要因としては、
・生活に困らないから・・・
・いってもどうしようもない(あきらめ)
・なかなか診療所にいけない(アクセスの問題)
などがあるようです。
これから、どんどん加速していくであろう高齢化。
少しでも多くの方に少しでも長く楽しい人生を歩んでいただくために。
少しでも多くの方がお口の環境をキレイに保つことの重要性を
認識していただけるような活動をこのブログを通じて発信していきたい
と思います。