スタッフがいない、患者さんの診察数が減って
いる、と悩んでいる院長先生に朗報です!

少ないスタッフでもちゃんと売上を維持できる
方法があります。

今回はスタッフが少数でも売上をキープし、かつ
患者さんの満足度も維持する方法をお伝えします。

少数スタッフでも売上を維持できるのか?

スタッフはもちろん、院長先生の努力次第では、
患者さんの数をコントロールし、サービスレベルを
上げ、1人当たりの患者単価を増やし、
利益率を向上させることができます。

さらに、効率化すれば少人数でも歯科医院の
回転率を上げ、売上を維持することも可能です。

院長先生1名、歯科衛生士3名、歯科助手・受付1名
でも売上1億円をあげている歯科医院があります。

少数スタッフの歯科医院でも、患者さん単価、
効率化次第では売上1億円も目指せるのです。

採用が難しい時代だからこそ、少数のスタッフで
どう歯科医院の売上を向上させるかが重要です。

次から紹介するポイントを押さえて、
少数スタッフでも売上を上げていきましょう。

少人数でも売上を上げるポイント

スタッフが少ないと売上は下がってしまうので、
夜遅くまで診療した方がいいと考えている
先生がいます。

しかし、今の時代診療時間を短縮しても
売上を維持している歯科医院があります。

普通に考えれば、診療時間が減れば当然売上も
下がってしまうと考えてしまいがちですが、
少人数、診療時間の短縮をしても売上は維持し、
さらにはアップさせることもできます。

少ないスタッフ数でも売上を上げるポイントを
具体的に3つ紹介していきます。

効率化

歯科医院の売上を維持、向上させていくのに
最初に取り組んでほしいのが効率化です。

効率化は受付、診療、会計までの動線を
スムーズにすることです。

受付から診療、会計までの時間を5分短くできれば
20人で100分、なんと1時間40分も
時間短縮ができます。

受付であれば、患者さんが診察券を出してから
カルテを出すまでや、歯科医師がカルテ入力し、
会計が終わるまでの時間であれば5分短くする
ことができます。

診療はどうしても短くすることが難しいですが、
インカムなどを利用して、院長先生がカルテ入力
でき次第、受付へ連絡、会計患者さんの呼び出し、
といったスムーズな流れができれば、簡単に1人
あたり、5分の時間短縮ができます。

100分あればメインテナンス患者さんが3人は
予約可能です。

その分、歯科医院の売上もアップできます。

デジタル化

予約システムは特にデジタル化することを
おすすめします。

電話予約をなくし、インターネット予約、
LINE予約専用にした医院もあります。

電話対応の時間がなくなるだけで、予約対応への
人材を置く必要がなくなります。

電話対応の時間を歯科助手業務にまわせます。

レジもセルフレジにすることで、受付人数を最低限
の配置、中には0人にした医院もあります。

患者さん単価の見直し

保険診療は単価を決めることはできませんが、
自費治療は単価の見直しができます。

どうしても近隣の医院よりも単価を安くして
少しでも自費率を向上させたいと
思ってしまいます。

しかし、自院だからこその付加価値を提供し、
単価を上げていくことで、売上を維持、
さらに向上させていくことができます。

セラミックであれば、治療後のメインテナンスを
セットにする、ホワイトニングをセットにする
といった付加価値をつけることで、患者さんの
単価の見直しができます。

注意点

スタッフが少数であると管理がしやすいですが、
一定の注意点があるので把握しておいてください。

スタッフへの権限委譲

人数が少ないので、現場に対応してもらうことが
多くなります。

そうなってしまうと現場に意思決定を委ねる
仕組みが必要となってきます。

全員に決定権を委ねてはいけませんが、
リーダーに権限をあたえて、判断できないケースは
経営者に頼る環境を整備します。

注意すべきは権限委譲したリーダーに報告の義務を
与えること、そして院内業務のすべてに対し
権限を与えるのではなく、ある分野を決めて
おくことが重要です。

過剰な設備投資

人の努力だけで効率化するには限界があります。

過度な負担が続くとモチベーション低下が
必ずきます。

効率化にはセルフレジ、予約システムなど一定の
設備投資が必要です。

最新のスキャナー導入なども効率化に貢献します。

しかし、財務状況が強固ではない状態で、
設備投資を過剰に行うのは危険です。

設備投資には、順序が必要です。

確実に効率化につながるもの、単価アップに
つながるもの、と確実に売上アップに
貢献するものから設備投資しましょう。

まとめ

スタッフの数が少なくても、
歯科医院の売上を維持できます。

その代わり個人の負担は増えますから、
適度なリフレッシュ休暇を交代で取得してもらう
などの環境整備が必要です。

無理な設備投資をせず、優先順位をつけながら、
効率化し少数スタッフでも売上を伸ばせる
歯科医院を目指しましょう。

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