「歯科治療の質は高いはずなのに、
患者さんがなかなか定着しない…。」
こういったお悩みをお持ちではございませんか。
「どうして患者さんが定着しないのか?」
「治療内容に問題はないか?」
などなど、様々な検討をされている
歯科医の先生も多いのではないかと思います。
確かに、
治療は患者さんにとって重要ですが、
患者さんが定着しない理由は他にあるのかも
しれません。
まず、初めに考えられることは
歯科医院の印象だと思います。
歯科医院の印象が悪いと、
患者さんが定着しにくく、
安定した歯科医院経営が成り立ちません。
一方、歯科医院の印象が良い歯科医院では
患者さんが新規患者さんを紹介してくれます。
今回は、
歯科医院の印象をあげて紹介率をアップさせる方法
をご紹介します。
印象が悪い歯科医院は口コミも最悪
印象が悪い歯科医院は
ネットの口コミも悪い傾向があります。
よく見られる悪い口コミとしては、
- スタッフが冷たかった
- 受付の対応が悪かった
- 先生の態度が悪かった
というようなものです。
院長先生一人だけでなく、
スタッフの印象も歯科医院のイメージに
大きく影響を与えます。
もちろん、
ネットの口コミが全てではありませんが、
患者さんの口コミを見て
どんな歯科医院の印象が悪いのかを
把握することはできます。
例えば、
スタッフの態度が悪いと
大まかな口コミが記載されることはありますが、
患者さんにどんな対応をしたのかによって
印象が変わってしまいます。
忙しいときの急患では、
イライラしてしまって、
問診がおろそかになってしまうことが
あるかもしれません。
急患はとくに痛みを訴えて
来院するケースが多いと思います。
痛みを訴える患者さんこそ、
痛みについてしっかりと問診しないと、
些細なことでも悪い印象になります。
第一印象が悪ければ
他の歯科医院へ行ってしまう患者さんもいます。
「急患だから…」
ではなく、
「急患だからこそ!」
スタッフが必要な問診をしっかりと聞き取り、
治療を行う歯科医の先生自身も
治療についてしっかりと説明した上で、
治療を行ったほうが良いでしょう。
印象が悪くなってしまう歯科医院は
問診に時間もかけず、
治療説明もおろそかになってしまうことで、
患者さんから
『雑な治療をされた』
と感じられてしまいがちです。
まずは、
「自分の歯科医院では急患の対応が
おろそかになっていないか?」
確認してみたほうが良いでしょう。
スタッフの印象アップでリコール率も上がる
スタッフの印象アップは、
リコール率のアップにもつながります。
特に、
しっかりとコミュニケーションの取れている
スタッフは指名されることも多く、
患者さんはお口の悩みを打ち明けやすくなります。
「初診で痛みを訴えているものの、
実は普段から口臭が気になっている」
といったように
痛みとは別の口腔内に関する悩みを抱えている
患者さんは多いように思われます。
初診の問診でスタッフが
『他に気になっていることはありませんか?』
といったように、
主訴以外のことを聞くだけでも、
患者さんの印象は違ってきます。
さらに気になっていることについて
スタッフがアドバイスをすることで、
さらに印象をアップできます。
例えば、
口臭を気にしている患者さんであれば
『普段どんな歯磨きをしていますか?』
と歯科衛生士がさらに聞いて、
ブラッシングに対するアドバイスをするだけで、
患者さんは
「今後も口臭治療を行ってもらうために
ここの歯科医院に通おうかな!」
という気持ちが強まります。
もちろん、
なかなか時間が取れないことも
あるかもしれません。
ですが、
スタッフの対応次第で
歯科医院のイメージは大きく変わります。
ぜひ初診の際に、
不安をできるだけ軽減させる対応をして
イメージをアップさせましょう。
印象アップで紹介率は上がる
歯科医院の印象をアップさせれば、
紹介率も自然と上がると思いませんか?
小児歯科を例にとりますと、
お母さんたちの口コミで、
新たな患者さんが初診で来院される、
といったことが考えられます。
また、
歯科検診の時期は、
幼稚園や小中学校の検診票を持った
お子さんが来院されます。
特に小学生になって
初めて歯科医院を受診するお子さんもいます。
その際に、
- なぜ虫歯になってしまったのか
- どうすれば虫歯を予防できるのか
といったことを
しっかりと保護者、お子さんに
説明することで
歯科医院の印象をあげることができます。
まとめ
「子供だから治療して終わり」
ではなく、
「お子さんが大きくなっても
ずっと通ってもらえるように!」
といった方針にすることで、
予防に対する考えをしっかりと
患者さんに伝えましょう。
それだけで
保護者の印象はアップし、
どの歯科医院に行くべきか
悩んでいる方の紹介にもつながります。
ぜひ問診をしっかりして、
治療、予防の説明を丁寧にして
印象アップを図りましょう。