リコール率は
歯科医院経営で重要なポイントになってきます。
あなたは
現状のリコール率に満足していますか?
もっと
「リコール率を上げたい」
と思ってはいないでしょうか?

そこで今回は
リコール率をアップさせるために
必要な4つのこと
をお伝えします。

リコールの重要性を伝える

リコール率をアップさせるために
まずは
「なぜ定期的に
歯科医院にメンテナンスで通う必要があるのか」

ということを伝える必要があります。

特に歯周病の患者さんであれば
歯周病は生活習慣病の1つであり
糖尿病と同じく
健康な状態を通院して維持することが
歯周病治療で何よりも大切であることを
理解してもらう必要があります。

通う理由がなければ
患者さんは歯科医院に通いません。

リコールで重要なことは
患者さんが歯科医院に通う理由を作り
意味付けしてあげる
ことなのです。
この意味付けをしていない歯科医院が多いので
しっかりと患者さんに
通う意味づけをしてあげましょう。

初診はメンテナンスの重要性を伝える一番重要なタイミング

メンテナンスの重要性を伝える
最も効果的なタイミングがあります。
それは、初診時です。

初診は定期検診で受診されるか、もしくは
痛みがあって治療の必要性がある場合かの
どちらかです。
定期検診を自ら電話して予約したということは
自分のお口の健康にとても関心がある時期
といえます。

また痛みが強い場合も
「自分がどうしてここまで虫歯を
放置してしまったのか」
と後悔して
「これからは歯をしっかり磨こう」
と思っている
方がほとんどです。

ですから、定期検診で来院された方には
治療の必要性がなくても
「歯のクリーニングは
どれくらいの期間で行ったほうが良いのか」

歯の着色を気にされている方であれば
自費のホワイトニングに関して説明し、
「ホワイトニングをやっている」

という認知をさせてあげることで、
将来のホワイトニングにつながります。

痛みがあって治療が必要な場合であれば
今後しっかりと通うことで
今の状態を維持できること、
逆に治療やメンテナンスに通わないと
今よりも悪化してしまうこと
しっかりと説明しましょう。

患者さんは褒められたい

治療やメンテナンスに通っていたのに
治療を中断してしまう患者さんがいます。
もちろん
「痛みがなくなってしまったから」
という理由もあるのですが、
「通う理由が健康のためだけでは
どうしても動機付けにおいて弱い」

ということです。

患者さんが通う理由は
もちろん健康のためもありますが
歯科医院のスタッフとの会話や雰囲気も
重要な動機の理由
となります。

ですから
患者さんが歯科医院に通ってもらうことで
嬉しくなることが大切
です。
メンテナンスの歯磨き指導で
ついつい磨けていないところばかりを
注意してしまいがちですが
そうではなく
「この前はここが磨けていなかったのに
今日はこんなに磨けていますね!すごいです」

と褒めてあげましょう。

歯科医院に通う理由があればあるほど
患者さんは長くメンテナンスに通ってくれます。

受付で確実にアポイントをとる

特にメンテナンスの際に
3ヶ月や半年あいてしまう患者さんは受付で
「それでは近くなったらお電話でご予約ください」
と言ってしまいがちです。

受付で予約を取らないと
どうしても自分から電話しようとするには
ハードルが上がってしまいます。
そしてそのまま忘れて
メンテナンスから脱落してしまいます。
ですから、仕事が仮に入るかもしれなくても
受付でアポイントを確実にとりましょう。

患者さんは
「今日は仕事があるから」
「雨が降っているから」
と、理由を作ってはどんどん先延ばしにします。
ですが
予約を取っておけば患者さんは
予約が入っているので
「行かないといけないな」
と認識します。

新規患者さん獲得も重要ですが
メンテナンスの患者さんが長く通ってもらうことが
安定した歯科医院経営には重要です。

確実なリコールにつなげるためにも
確実に受付でアポイントをとりましょう。