前回は、
医院スタッフのモチベーションを上げる方法を
簡単にご紹介しました。
今回は、より詳細な
スタッフのモチベーションを上げる方法を
ご紹介します。
医院にも慣れてきて、
以前より
モチベーションが下がっているスタッフも
いると思います。
とはいえ、
スタッフのモチベーションを上げるのは
簡単なことではないですよね。
他人のモチベーションの上げ方がわからないと
お悩みの方もいると思います。
そこで今回は、
“スタッフのモチベーションを上げる2つの方法”
について解説していきます。
今回紹介する方法は、
すぐにできるような方法なので、
気になった方は
是非、最後までお付き合い下さいね。
「仕事の慣れ」は良いことも悪いこともある
スタッフのモチベーションが下がる理由の1つに
「仕事の慣れ」があります。
仕事に慣れることは良いことでもありますが、
悪い面もあります。
例えば、
仕事内容が毎日同じことの繰り返しで
仕事へのモチベーションが下がってしまうのです。
これは、
悪い意味での仕事への慣れです。
仕事の慣れは、
治療の流れをつかんで、
無駄なく仕事ができている証拠でもあります。
しかし、
慣れすぎると、
毎日同じことをしていると感じて、
不安になったりつまらなく感じたりするのです。
また、
達成感を得られないことも
モチベーションが下がる原因になります。
例えば、
スタッフが担当した患者さんが喫煙者で、
禁煙を促すためにタバコの影響について勉強をし、
患者さんに説明したとします。
患者さんが、
スタッフの説明を受けたことをきっかけに、
禁煙を始めたと聞くと、
勉強して良かったと思いますよね。
自分が頑張ったことで、
誰かに良い影響があったり、
目標だったことにたどり着いたりした時には、
達成感や充実感を覚えて、
モチベーションが高いまま保つことができます。
一方で、
達成感や充実感が無くなると、
モチベーションが下がって
「自分にできることは無いのではないか…?」
と思い込んでしまうので
医院を辞めるきっかけにもなる
可能性があります。
モチベーションを上げる2つのこと
モチベーションを上げる方法は
次の2つになります。
- 新しいことにチャレンジさせる
- 程よいプレッシャーや責任を与える
それぞれについて詳しく解説していきます。
新しいことにチャレンジさせる
毎日同じような仕事だと
飽きてしまう気持ちもわかります。
そこで、
ここは思い切って新しいことに
チャレンジしてみましょう。
例えば、
患者さんが待合室で
待っている時間を有効活用するには、
どんな方法があるのかを
スタッフに考えてもらいます。
いくつかの案がでたら、
否定せずに実際にやってみます。
そして、やった結果を考察していきます。
「ここは良かった」
「あれはもう少し改善の余地がある」
といったように、
色んな意見が出て、
スタッフ同士のコミュニケーションにもなります。
新しいことを始める時にはワクワクしますよね?
ワクワクするようなことをスタッフが始めたり、
院長を始めスタッフ全員で取り組んだりすることで
一体感がでて楽しく取り組むことができますよ。
程よいプレッシャーや責任を与える
スタッフへプレッシャーや責任を与える際に
注意すべきことは
「程よい感じで与えること」です。
初めから責任重大なことや、
プレッシャーがかかりすぎるようなことだと、
スタッフのストレスになるので、
上手くいかなくなります。
そのため、
初めはスタッフの長所を活かした業務
を任せることをお勧めします。
例えば、
パソコンが得意なスタッフに
ホームページの改善を頼んでみましょう。
ホームページがもっと見やすくなるような
デザインを考えてもらう、
ブログ記事を書いてもらうなども良いでしょう。
スタッフが得意とすることを任せることで、
最後までやることのハードルが低くなるので
達成しやすくなります。
さらに、
スタッフは院長に頼られたと感じて、
自分も歯科医院の一員で、
必要な存在と思うようになるので、
仕事にやりがいを感じるようになります。
まとめ
スタッフが新しくチャレンジして、
上手くできた時や任せたことが達成できた時には、
褒めることを忘れないで下さい。
どんな人でも褒められるのは嬉しくて、
やる気になります。
特にスタッフは
「院長に褒められた=院長に認められた」
と感じるので、
やる気に繋がります。
スタッフのモチベーションを上げることは、
歯科医院にとって
プラスになることばかりなので、
是非、実践してみて下さいね。