「スタッフの仕事に対するモチベーションが
下がっているように見える…」
こういったことを感じることはありませんか？
もし患者さんに
モチベーションが下がっている態度が
伝わってしまうと、
来院が遠のいてしまう原因になりかねません。
とはいえ、
他人のモチベーションを上げることは
難しいですよね。
そこで今回は、
“モチベーションを上げるためにすべき2つのこと”
について解説していきます。
- スタッフのモチベーションが下がっている
- 離職するスタッフが多い傾向にある
と悩んでいる方は是非、参考にして下さいね。
人のモチベーションが下がる3つの理由
そもそも、
人のモチベーションが下がる
原因を知っていますか？
人のモチベーションが下がる理由として、
- 自分の成長を感じられない
- 仕事が楽しくない
- 仕事にやりがいが無い
といったようなことが考えられます。
それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
自分の成長を感じられない
新人の頃とは違って
何年も同じ仕事をしていると、
自分の成長を感じにくくなりがちです。
例えば、
新人の頃は歯科医院にいた先輩スタッフや
院長に指導を受けて、
評価されていたと思います。
しかし、
年数が経つと
指導されることもほとんど無くなるので、
自分を評価する機会も減って、
自分は成長していないと感じてしまうのです。
仕事が楽しくない
「仕事は楽しいだけじゃない。」
こういったことは、既にご存知かと思います。
しかし、楽しく感じることがないと
続けることは難しい部分もあります。
仕事が楽しくなくて辛いと思っていると、
モチベーションはどんどん下がっていきます。
仕事にやりがいが無い
やりがいは、
「やって良かった」
「手伝って良かった」
という気持ちから
生まれることが多いです。
そのため、
仕事をして感謝をされないと
やりがいが無いと感じてしまうのです。
モチベーションを上げるには成長と自由が必要
スタッフのモチベーションを上げるために
重要なことは次の2つだと思います。
- 成長
- 自由
それぞれ、具体的にご紹介します。
成長を与える
自分自身の成長を感じることができると、
人はモチベーションが上がります。
例えば、
仕事内容にも慣れてきた中堅のスタッフに、
仕事を頼んでみるとしましょう。
受付のスタッフには、
受付周りのレイアウトを頼む。
助手のスタッフには、
患者さんへのの治療説明を頼む。
衛生士のスタッフには、患者さんの治療の流れ
（どこでブラッシング指導を導入するかなど）を
考えてもらう。
このように頼まれた仕事が達成できると
自分の成長を感じることができるのです。
自由を与える
人は仕事のペースや、
考えることが自由にできると
モチベーションが上がりやすいです。
特に、
- 仕事をやる場所
- タイミングの自由
これら2つの自由があると
モチベーションが上がりやすいと
言われています。
この自由を与えることに関して、
もう少し詳しく、ご紹介します。
仕事をやる場所
人は仕事をする場所が
自分のお気に入りの空間だと
モチベーションが上がります。
かといって、
歯科医院でスタッフ全員のお気に入りの場所を
作り出すのは簡単ではないですよね。
そこで、
スタッフに座る場所や
作業する場所を選んでもらいます。
例えば、歯科衛生士の場合には
メンテナンスをするユニットを選んでもらったり、
スタッフが使う休憩室も
自分たちで座る場所を決めたりした後は、
自由に使ってもらうことで
好きな空間を作りやすい環境になります。
タイミングの自由
診療以外の雑用や頼んだ仕事に対しては
緊急性を要する内容以外は
相手の好きな時間にしてもらってもいいでしょう。
頼んだ仕事の進行状況を聞くのは、
相手にとってストレスになる場合もあるので、
相手のペースで仕事をさせます。
仕事を頼んだ方は、
- ある程度の期限
- こういう風にして欲しい
といった内容を明確に伝えて、
イメージしやすい状態にしてあげることで、
遂行までの過程は
自由に取り組んでもらいましょう。
スタッフが成長するたびに、
仕事が自由にできるポイントを
増やしていくことで窮屈さが無くなって、
モチベーションを維持しやすくなるので、
離職率が減ることにも繋がります。
まとめ
スタッフのモチベーション維持・向上には、
成長と自由がポイントです。
スタッフに課題や頼み事するには、
スタッフとの信頼関係も重要なので、
しっかりと信頼関係が築けていると
感じてから仕事を促すようにしましょう。
また、
自由は歯科医院では作り出しにくいと
考えている方もいると思います。
しかし、
時間の工夫しだいで仕事をする自由の幅を
広げることはできます。
スタッフのモチベーションを上げて
離職率は下げていきましょう。
