院長には耳の痛いことかもしれませんが、
こんなことはないでしょうか?

昼休みになると、

・院長の悪口大会が開催されている 

・仕事はこなしてくれてはいるものの、
 明らかに機嫌が悪いと院長の指示にも
 従わないようなスタッフがいる。

そんな状態がいつまでも続いていると、
患者さんに雰囲気が伝わり、
患者さんの口コミで

「雰囲気の悪い最悪の歯科医院」

というレッテルを貼られてしまうかもしれません。

そこで今回は、
院長先生とスタッフの関係性を向上させるために
必要なことについてご紹介していきます。

スタッフはどうして院長の悪口を言う?

女性が9割で院長1人が男性という
歯科医院が大多数です。

歯科医院の9割以上は女性社会です。

そのため、
男性がトップにいると
どうしても、スタッフは院長に対して
不満が出てきてしまいがちです。

男性脳、女性脳という考え方がありますが、
歯科医院では女性スタッフが圧倒的に多いため、
院長の態度に対して不満に感じる方も
いるかと思います。

男性は仕事に対する評価を受けて
仕事にやりがいを感じますが、女性は違います。

もちろん、
女性スタッフであっても仕事の評価は重要ですが、
仕事をいかに頑張ったか、
仕事を頑張るまでの過程への評価
重要になってきます。

また、
歯科医院では歯を治療するため、
どんなに歯科衛生士や歯科助手が頑張っても、
患者さんは歯科医師に感謝します。

歯科衛生士も歯科助手も
とてもやりがいのある仕事ですが、
どうしても手柄を
歯科医師が全て持っていく印象が強い業種です。

そのため、
歯科医院に勤務するスタッフは
院長に対して
特に不満を持ちやすくなってしまうのです。

スタッフが院長に求めていること

「スタッフがすぐにやめてしまう」

「自分は男性だから、
女性スタッフにどう対応していいのかわからない」

と悩んでいる歯科医師も多いです。

そこで、

・スタッフは院長に何を求めているのか

・院長はスタッフが求めることに対して 
 何ができるか 

をご紹介していきます。

評価

評価はスタッフにとって重要です。

最近では
人事評価制度を取り入れる歯科医院も多いです。

人事評価は技術面だけでなく、
患者さんへの接し方、スタッフ同士への接し方、
新人スタッフへの教育、コストへの意識といった
人としての評価もされます。

いきなり評価制度を導入するのは難しいですが、
スタッフに対して、
毎月の良かった点を口頭で直接伝えることで、
スタッフの仕事へのモチベーションが向上します。

イライラしない

忙しいときなど、
スタッフに苛立ちをぶつけてしまっていませんか?

院長はトップであるからこそ、
全体を把握し常に冷静にいる必要があります。

メンタル的に辛い時期もあるかもしれませんが、
トップとして
イライラをスタッフにぶつけないことも
関係性の向上には実は大切なことです。

意外とできていない先生も多いので
注意しましょう。

感謝の気持ち

スタッフと院長先生の関係性の向上で、
何よりも大切なことは

「感謝の気持ちを伝える」 

ということです。

ユニクロでは、
スタッフ同士でサンクスカードというものを
実施しています。

それぞれのスタッフが
良かった点を褒め合うことで、
職場での存在意義を再確認することができます。

いきなりサンクスカード制度を、
取り入れるのは大変ですので、
些細なことでも

「ありがとう」

と感謝の気持ちを伝えましょう。

他のスタッフが忙しいのに
アシストについてくれたら

「ありがとうございます」 

と当たり前のことでも感謝するようにしましょう。

石膏を流す作業に対しても

「ありがとうございます」

と伝えることで、
やりたくない作業も
積極的に動く原動力になります。

感謝の気持ちを伝えることは、
スタッフと院長先生の関係性を
何よりも向上させる大切なツールです。

苦手な先生には大変なことですが、
ぜひ意識して取り組んでみてください。