事業を成功させる人の共通点は、
「愛される人」であることです。

愛される人とは

  • 話しをしていて楽しい
  • 信頼できる
  • 一緒に仕事をしたい

と相手に思われる人のことです。

スタッフとの関係があまりよくなく、
離職率も高い歯科医院は、
愛される人が少ない可能性があります。

そこで今回は
愛される人になる方法を紹介していきます。

  • スタッフの定着率を上げたい!
  • スタッフと楽しく仕事がしたい!

と考えている方へ参考になれば幸いです。

人の最大の欲求は?

愛される人になるには、
相手が求めていることを理解する必要があります。

そもそも人の最大の欲求は、
物欲でも食欲でもないことが多いです。

「自分が重要な人だと認められて
感謝されること」

つまり承認欲求です。

人は自分が好きで
自分のことに一番興味がある傾向があります。

ほかの人の話しを
あまり聞いていない人が多いですが、
自分の話になると変わってきます。

例えば

星座占い、動物占い、血液型占い……

など、
どれも自分のことを知る
きっかけになる占いばかりですが、
占いは自分がどんな人間なのか
簡単に知ることができるため人気があるのです。

  • 自分を知るきっかけを教えてくれる
  • 自分が必要だと思わせてくれる

そんな人がスタッフに愛されて、
歯科医院を成功に導くのです。

相手の承認欲求を満たす2つのポイント

承認欲求を満たすことができれば、
スタッフは辞めずに、仕事を楽しみながら
長く働いてくれる可能性が高いです。

承認欲求を満たすポイントは次の2つになります。

①興味を満たす
②欲求を満たす

①興味を満たす

興味は会話から作ることができます。
特に会話で重要なのが

  • 徹底的に相手の話を聞く
  • オープン型質問
  • アクティブ・リスニング

といった、3つです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

徹底的に話しを聞く

人は、自分の話を誰かに
聞いて欲しい傾向にあります。
スタッフが仕事に関係ない話しをしていても、
徹底して聞くことで、
院長に信頼をおくようになります。

仕事への悩み、自分の考えなどを
院長に相談するようになり、
相手がどんな考え方をするのか
深く知ることができます。

オープン型質問

オープン型質問とは、
Why?(なぜ)How?(どうして)
を使って質問することで、
話しの内容を広げていく手法のことです。

例えば、
受付スタッフに悩みがないか聞くとします。
「仕事で困ったことや悩みはない?」
と聞くと「ないです。」で
会話が終わってしまいます。

そこで、

「色んな患者さんがいるから
受付対応も大変だよね。
こんな時の対応はどうしたらいい?」

「受付業務で大変だなあと
思っていることはない?」

と相手が具体的に話しやすいような質問をすると
会話が止まること無く、より相手の考えを
深掘りでき、会話が沈黙にならずに
盛り上がるようになります。

アクティブ・リスニング

アクティブが相槌(あいづち)のことで、
リスニングがうなずきのことです。

会話をする時には相槌は少なめ、
うなずきは多めにしましょう。
相手の話を聞きながら、
「うんうん、そうだよね」、「わかる!わかる!」
といった言葉を出すのが相槌です。

この相槌が会話の中で多いと、
話しの流れが少し止まってしまったり、

「相槌だけ打って、話を聞いていないのでは?」

と思われたりしてしまいます。

一方で、うなずきは多めが最適です。

言葉がでていないので
相手の邪魔になりません。

相槌は少なめ、うなずきは多めが、
会話を聞く基本の姿勢になります。

②欲求を満たす

相手の欲求を満たすためには、
次の3つのポイントを押えましょう。

  • 名前を呼ぶ
  • 賞賛する
  • 感謝する

・名前を呼ぶ

人の最も大事な言葉が名前です。
名前は、心理学的に
最も心地の良い言葉と言われていて、
無意識の内に自分の名前に
誇りを持っているのです。

そのため、
名前を呼ぶだけで
親密度や関係性が深まると言われています。

例えば、

「あ~ねえ!ちょっと!
この道具その棚の上に置いといて」

このような話し方と比較して、

「○○さん、この道具その棚の上に置いといて」

ではどうでしょうか?

前者の言い方だと

「え?私に言っているの?」

と、少しイラッとしてしまう気持ちが
芽生える可能性があります。

後者では
「はい!」だけで終わると思いませんか?

名前を呼ばずに何かを頼むのは、
誰でも良よかったと言っているようなもので、
相手からするといい気持ちはしないものです。

特に何か仕事を任せるケースでは、
名前を呼んで特別感を出すと、
相手が不快な思いをすることなく
仕事を引き受けてくれます。

・賞賛する

相手がしてくれた行動を褒めましょう。

「○○さんのアシストすごく
治療しやすかったよ。」など、
褒めるところを見つけてどんどん褒めましょう。

ただ、褒める条件があります。
それが本気と理由です。

相手を褒める時は、
本当に思ったことを言いましょう。
思ってもいない褒め言葉を言っても
表情や仕草で本気かどうかが、
相手にわかってしまいます。

また、理由を述べることで
「本当に思って言っているな」
と相手に伝わりやすくなります。

例えば、「○○さんが、
子供の気を紛らわしてくれたおかげで、
治療がスムーズにできたよ。」
と具体的に伝えることで、
信憑性が増し、嬉しさも増します。

・感謝する

感謝の気持ちを伝えることは相手を
嬉しい気持ちにさせます。
相手の目を見て、はっきり伝えること
誠実さや感謝の気持ちが
相手にストレートに伝わります。

まとめ

スタッフに愛される人が、
歯科医院を成功させる人です。
愛される人は
生まれ持った性格や環境は関係無く
作ることができます。

ただ、愛される人になるには練習が必要です。

今回紹介した方法を
1つずつクリアしていきながら、
スタッフに愛される成功者になりましょう。