突然ですが定期的に歯科受診をされている方は
だいたいどのくらいいるかご存知でしょうか。
ある調査によると約半数の人が定期的な受診をしていない
そうです。
定期検診を続けるには乗り越えるべきいくつかの
ハードルがあるのです。

定期的な歯科受診を阻むハードル

確かに健康診断のように定期的に検査をすることがなければ、
なかなか定期的に受診するきっかけはありませんよね・・・。
そして、多くの方が「歯が痛いっ!」などの自覚症状が現れてから
受診をすることになります。

しかし、口腔内の疾患の多くは初期では自覚症状がなく
おかしいなと思って受診する頃には、かなりひどい状態に
なっていることが少なくありません。

実際に、
「一箇所だけむし歯ができたと思って、歯科受診したところ
他の箇所にもむし歯がありけっきょく治療に時間がかかった」
という声もあります。

このように定期検診を受診することは重要ですが、
続けるのにはさまざまなハードルがあります。

例えば、

  • 費用がかかる(高い)
  • 時間がない
  • 予約がとりずらい

などなど・・・
どれも受診される患者さんにとっては切実な問題ではないでしょうか。

定期的な受診の為に必要なこと

実際に私も、これまで何度か定期的に受診をしようとして
継続できなかった一人です・・・

子供のころからむし歯になることがなかった私は、
なかなか歯科医院を受診する機会がありませんでした。

しかし、先日、親知らずの抜歯をしたのを機に、
1ヶ月に1度、定期的に歯科医院への通院を始めました!

今回の定期検診は続けられそうな予感がします!
それはなぜかというと、、、
受診するたびに歯科衛生士の方がいろいろなことを
教えてくれるからです!

例えば・・・

  • 着色汚れがつきづらくなるコツ
  • 歯磨き際にうまく磨けていない箇所と磨き方のポイント
  • どんな道具を使うとうまくできるか(フロスの種類など)

歯科衛生士さんが私の知りたかった情報
非常に丁寧にわかりやすくアドバイスして
くれるのです。

歯科衛生士さんからのアドバイスを受け、
「じゃあ、次に受診する前にこんなことをがんばってみよう!」と
次回の受診へのモチベーションが高まっているのを実感しました。

適切なアドバイスの為に患者のことを良く知ろう
ドラッグストアなどにいくと
さまざまなオーラルケアグッズが並んでいますよね。
その一方で意外と歯ブラシと歯磨き粉しか使用していない人が多いのが現状です。
また、歯ブラシの選び方もよく分からないという人も
多いのではないでしょうか。

そこで、
日ごろのセルフケアで困っていることはないか
どんなオーラルケアグッズを使うと患者さんの悩みを解決できるのか
(どんな歯ブラシをチョイスするのがよいのかとか)
など、簡単なセルフケアのアドバイスをしてあげると
患者さんはかなり嬉しいと思いますよ!

セルフケアのアドバイス方法は患者さん一人ひとりで
違っていると思います。
患者さんのことをよく観察し、患者さんの気持ちが
動くようなアドバイスを続けていくことが
患者さんの定期的な受診を促す方法の一つではないでしょうか。