このインターネット社会、医院の宣伝やお知らせの
発信等も兼ねてホームページを作成している
個人医院も多いと思います。

とはいえ、ホームページは作成して終わり
というものではありません。

定期的に情報を更新しなければ、かえって集患に
マイナスな影響を与えることもあります。

今回は、ホームページの上手な管理方法について
考えていきましょう。

ホームページを更新しないことで起こるデメリット

ホームページを定期的に更新しないと、新規患者さん
へのマイナスイメージにつながる恐れがあります。

インターネットでの検索を元に病院を
選ぶ人の多くは、ホームページを見てどのような
場所なのかをチェックすると言われています。

病院の雰囲気・診療時間・予約方法(ネット予約が
できるのか)・支払い方法など、基本的な情報を
見る中で、「いいかも!」「ちょっと微妙かな…」
と感じながら、近隣の他院と比較して
受診先の検討を進めていくのが一般的な流れです。

その際、“最新情報の更新が数年前で止まっている”
というのは印象を大きく下げてしまいます。

コラムやスタッフの一コマなど、コンテンツが
充実しているサイトに多い現象で、
ある時を境に更新が止まってしまっているのを
見たことがある人も多いでしょう。

患者さんは「ホームページの印象は良かったが、
今はどうか分からない…」「飽きっぽい人なのかな」
とマイナスに受け取ってしまうものです。

また、GoogleやYahoo!など検索エンジンにも
よりますが、更新頻度が低いサイトは
検索順位が下がる傾向にあります。

「○○駅 歯医者」と検索した時に、
最初の数ページに自院のホームページが出ないのは
大きな痛手となるでしょう。

コラムや日常ブログの掲載は一長一短

ホームページについて改めて考えると、
「載せるべき情報」と「任意のコンテンツ」
に分けることができます。

任意のコンテンツとして人気なのが、
口腔に関するお役立ち情報や歯ブラシの選び方、
といったコラム記事です。

他にも、院内研修の様子や院長の趣味についてなど
ブログのような記事を掲載するのも見受けられます。

このような任意のコンテンツは、患者さんからの
イメージアップにつながる他、コラムを入口とした
集患にもつながるなど様々なメリットがあります。

その一方で、ネタ切れや忙しさなどから更新が
止まってしまいやすく、冒頭で解説した
マイナスなイメージにもつながりやすくなる
リスクもあるのです。

無理なく更新を続けるポイント

効果的な集患のためには、適度な更新とマイナス
イメージを与えないホームページ管理が必要です。

そのために抑えておきたいポイントは2点です。

・月末に翌月の休診日を更新する
・定期的な情報発信はSNSやブログなど
別枠で考える

無理のない更新として、毎月の休診日をお知らせ
として載せるのがおすすめです。

「〇月の休診日 〇日、〇日(午後のみ休診)、
〇日、〇日」と文字での掲載に加え、カレンダー
画像をアップロードするのも良いでしょう。

余裕があれば、季節に応じた一言などを添えると
好印象です。

コラムやブログ風の記事で親しみやすさをアピール
したい場合には、InstagramやX・スマホから
更新できるブログなど別媒体で発信し、ホームページ
にリンクとして載せる方法を推奨します。

これにより、SNS経由での集患も期待できる上に
更新もしやすくなるでしょう。

短い文字での投稿や写真多めの更新など
発信のバリエーションが増えるのもメリットです。

万が一更新が止まってしまった場合でも、
サイトからリンクを解除すればOKなので
手軽に始められる点もおすすめポイントの1つです。

まとめ

ホームページの活用は、集患効果に大きな影響を
与えます。

その一方で、維持管理が業務の負担となっている
という声も少なくありません。

まずは「休診日の更新」からルーティン化し、
無理のない範囲でSNSを併用した
活用を目指していきましょう。

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