スタッフの勤務態度が“マンネリ化している”
と感じたことはありませんか?

惰性的な気持ちで業務にあたられると、
作業ミスが起こる他、院内の雰囲気も
悪くなってしまいます。

スタッフに意識を高く持ち続けてもらうために、
医院側ができる工夫策を3つご紹介します。

勤務態度のマンネリ化が生むトラブルとは

勤務開始当初のフレッシュな気持ちは、
なかなか維持できないものです。

日々似たような業務の繰り返しで
心が弛んでいくと、モチベーションや作業の
クオリティが下がり様々なトラブルを生みます。

マンネリ化が生むトラブル例

・集中力の低下
・言動に気遣いがなくなる
・業務の怠慢
・作業が雑になる

具体的には、気配りの気持ちが低下したり
清掃が雑になるなどし、患者さんに不快感を
与える恐れがあります。

また、スタッフ同士の揉め事や最悪の場合、
離職など医院運営に大きな影響が出る危険性も。

スタッフの意識を高める3つのポイント

医療従業者としての意識を持ち続け、
気遣いや意欲を欠かさないスタッフを
育成するためには、経営者側の工夫が必要です。

雇用しただけで終わりではなく、その後も意識を
高く持って業務にあたってもらえるよう、
定期的な刺激をあたえマンネリ化を防ぎましょう。

スタッフの意識改善におすすめの
3つの項目をご紹介します。

反省会

朝礼や終礼など、日々スタッフと顔を合わせ
業務報告や伝達事項を話すルーティンがあれば
良いのですが、個人医院ではなかなかそこまで
やってないという医院も多いでしょう。

週末や休診日の前など、反省会やミーティングと
称して全体で話す場を設けてはいかがでしょうか。

単なる情報共有の場としての有効性はもちろん、
従業員の士気向上・活性化・コミュニケーションの
場としても大いに役立ちます。

個別面談

個別面談は、従業員・経営者双方にとって
優良なコミュニケーションの場となります。

同時に、適度な緊張感がありマンネリ化の防止に
高い効果を発揮します。

話す内容は、その時々で必要と思う事柄でOK。

目に余る事柄や改善してほしいことがあれば、
注意しながらもなぜそのようになってしまうのか
を建設的に話し合うことができます。

一方で、日々の頑張りや細やかな気配りなど、
スタッフの良いところを誉めてあげるのも、
経営者として必要なことです。

勉強会

院内で1~2時間程度、
勉強会を開くのもおすすめです。

歯科に関する様々な知識を付けるのと同時に、
仕事に対する意欲やモチベーションアップに
大きく役立つでしょう。

勉強会は、「外部から講師を呼ぶ」
「オンラインセミナーを受講する」
といった方法が定番です。

受講料こそかかりますが、大規模な勉強会と比べて
指導者と受講者の距離が近く、質問なども
気軽にできるのがメリットです。

スタッフが各々テーマについて予習をし、受講前に
発表しあうスタイルをとっている医院もあります。

皆で同じ内容を学ぶことで、
一体感や連帯感が出るでしょう。

スタッフに交代制で当番を割り振り、
プレゼンテーションのような形式で勉強の成果を
発表させる方式をとっている医院もあります。

テーマは「電動歯ブラシ」や「デンタルフロス」
など身近な歯科グッズ、歯科治療について、
患者さんとの接し方など様々です。

従業員自ら勉強してもらい発表することで、
知識に貪欲な姿勢が身に付くでしょう。

まとめ

週に1回、月に1回など頻度を決めて、
定期的に開催しましょう。

マンネリ化を防ぐのはもちろん、適切な
コミュニケーションを図ることで医院の雰囲気向上
や待遇見直しのきっかけにも役立ちます。