院長先生が治療技術を研鑽し、
素晴らしい自費治療を導入し、
患者さんを増やそうとしても、
院長1人の力では限界があります。

そこで、スタッフを雇っても、
スタッフが成長しなければ、
増患も自費率も向上しません。

そこで今回は、
スタッフが成長しない歯科医院は
どんな歯科医院なのか、
そして、なぜ成長しないスタッフがいると、
医業収入が増えないのかを
詳しく解説していきます。

スタッフが成長しない歯科医院の3つの特徴

スタッフが成長しない歯科医院は
どんな歯科医院なのか、
その3つの特徴をそれぞれご紹介します。

スタッフ同士の悪口が多い

成長するためには、
同じ歯科医院で働く仲間として、
お互いに日々、研鑽し合うことが必要です。

ところが、成長しない歯科医院には、
お互いに出来ないことや、
仕事に直接関係のないことにまで
悪口を言うスタッフがいます。

スタッフ同士の悪口は何のメリットもなく、
ただ辞めていく原因を作るばかりです。

無駄遣いが多い

成長しない歯科医院は、無駄遣いが多いです。

成長しないスタッフは
高価な医療機器を乱雑に扱い、
故障や修理が増えます。

また、必要以上に歯科材料を使うため、
コストが増えます。

無駄なコストが多い歯科医院は
売上も上がりにくいと思いませんか。

あいさつをしない

スタッフが成長しない歯科医院の特徴で
最も深刻なのが、
スタッフが患者さんや外部業者さんに
あいさつをしないことです。

たかがあいさつ、ですが、
あいさつは社会生活における根幹の部分です。

スタッフ成長なしでは歯科医院の成長は難しい

成長しない歯科医院は、
スタッフ同士が足を引っ張り合い、
無駄なコストが多く、そして、
患者さん、外部業者さんにも
あいさつをしないという特徴があります。

歯科医院が成長し、
年商1億円以上を目指すなら
保険の患者さんだけでも、
月間700〜800人必要となってきます。

1日あたり30人以上の診察が必要になりますが、
成長しないスタッフは、
「いかに仕事で楽をするか」
を考えているので、
患者さんの導入、準備、片付けにおいて、
時間がかかり、
それだけでチェアータイムが
伸びてしまいます。

最悪の場合、
患者さんの耳に聞こえる範囲で
スタッフ同士の悪口を言うため、
患者さんも気分が悪く、
今後メンテナンスに通いたいとは思いません。

例え悪口ではなくても、
スタッフ同士のおしゃべりは
患者さんにとって
気分の良いものではありません。

その結果、
治療が終われば今後二度と通わないという
患者さんが増えるのです。

スタッフが成長するために必要な行動

スタッフが成長しない歯科医院の
特徴がわかったとして、では、
どのようにすれば成長する歯科医院に
なるのでしょうか?

まずやっていただきたいこと。

それは、院長先生が、
スタッフ、患者さんに
「気持ちの良いあいさつ」をすることです。

院長からあいさつをして
返さないスタッフはいません。

院長自らまずあいさつをすることで、
医院の雰囲気は変わっていきます。

次に悪口を平然と言っているのであれば、
注意ではなく、話に割り込み、
短所を長所に言い換えるようにします。

無駄なコストを抑えるためには、
歯科材料の使う量を明確化して、
マニュアルを作成するとよいでしょう。

医療機器に関しても、高価なものであること、
修理・購入になれば多大なコストがかかることを
スタッフ全員に周知しましょう。

1人のマイナススタッフがいると、
多くのスタッフが悪い影響を受けます。

しかし、全員が悪い雰囲気を
作っているのではありません。

必ず院長先生のプラスの行動に
良い影響を受けるスタッフもいます。

そして、そのスタッフと
少しずつ状況を改善することで、
成長できる歯科医院へと変わっていきます。

いきなり成長できるわけではありませんが、
院長がスタッフ一人ずつと向き合い、
成長できる歯科医院にしたいという
気概がなければなかなか変わらないでしょう。

ぜひ、
院長先生自らまずは行動に移してみてください。