「定期検診に来てください」
こういったリコールハガキを送り続けているものの
「患者さんの定期検診受診率は横ばい…」
と悩んでいる歯科医院が多いです。
ただリコールハガキで定期検診を促しても、
定期検診を患者さんは受けてくれません。
あなたの歯科医院で
「どうして定期検診を受けた方がいいのか」
その理由づくりをしないと
患者さんは受診してくれないのです。
そこで今回は
定期検診の受診率をアップする方法、
院内イベントについてご紹介します。
院内イベントとは?
「院内イベントをもちろんやっている!」
という歯科医院もあるかもしれませんが、
「院内イベントなんてやったことがない」
という歯科医院も多いかと思います。
院内イベントは、例えば
- 6月:歯とお口の健康習慣
- 7月:七夕イベント
など、
季節にあったイベントを歯科医院で開催する
というものです。
院内イベントで
お祭りのようにヨーヨー釣りや輪投げなど
お祭りのように本格的なイベントを行う
歯科医院も中にはあります。
ただ歯の検診のために行くのではなく、
検診以外に魅力的なイベントを行うことで、
定期検診の受診率をアップさせるのです。
「とてもじゃないけど、
お祭りみたいなイベントは無理!」
と考えている歯科医の先生も多いかもしれません。
ですが、
そこまで大きなイベントをする必要はありません。
大掛かりな準備が必要ない、
来月からできるイベントの具体的な事例を
次項から紹介していきましょう。
キッズイベントで小児の定期検診を促そう!
キッズイベントは
季節のイベントに合わせて行うのがおすすめです。
例えば七夕、ハロウィーン、クリスマスなどは
小児向けのイベントにおすすめです。
院内イベントのネーミングは
季節ごとのイベントに合わせて変えて、
イベントの内容は
最初のうちは基本的に同じでも問題ありません。
例えば
七夕であれば短冊を用意して、
願い事を書いてもらいます。
願い事を書きにきたお子さんには、
歯ブラシや
虫歯にならないお菓子のプレゼントをする
といった
とてもシンプルなイベントです。
ハロウィーンであれば仮装をして
歯科検診に来たお子さんには
虫歯にならないチョコレートをプレゼントする
などです。
歯科医院として準備するものは
リコールハガキにイベントの告知を記載して、
歯科検診にいらしたお子さんに
プレゼントを渡すだけです。
ホームページなどで告知できるのであれば
ホームページやSNSを活用して告知するのも
おすすめです。
成人に向けたおすすめの院内イベント
「子供に向けたイベントはやっているけど、
大人の定期検診を促すようなイベントを
企画するのは難しいのでは?」
と思う歯科医の先生も多いのではないでしょうか。
成人であれば、
母の日、父の日、敬老の日、バレンタインデー
などのイベントは
非常に効果的な院内イベントになります。
それぞれ性別、年齢で限定はされますが、
リコールハガキを持ってきてくださった
患者さんに対して
「お渡しします。」
このような一言をリコールハガキに添えるだけで
リコール率が上昇します。
例えば、母の日であれば
「母の日のプレゼント!」
とリコールハガキに記載するだけです。
お渡しするのは歯ブラシだけでも問題ありません。
イベントごとに定期検診を促すことで、
患者さんにとって特別な日になります。
母の日や父の日など
それぞれにとっては特別な日です。
その特別の日にプレゼントを渡すという
シンプルなイベントが
患者さんの定期検診を受ける動機付けに
つながるのです。
また、父の日や敬老の日であれば、
口臭対策グッズを少し値引きして
リコールハガキで紹介してみることで、
父の日や敬老の日のプレゼントになります。
成人は特に口臭を気にしているので、
口臭改善も一緒にアピールすることで、
より定期検診受診率が高まります。
まとめ
このように、
院内イベントといっても
特別な準備は必要ありません。
いつも歯磨き指導の際に
なんとなく渡している歯ブラシや
試供品の歯磨き粉を
院内イベントという動機を作って
お渡しするだけです。
たったそれだけのことをするか、しないかです。
ぜひ簡単な院内イベントから
始めてみてくださいね。