「歯科衛生士になって、
今、自分がどれくらいのレベルにいるのだろう?」

このように不安に感じるスタッフが多いと
聞いたことがあります。

また、歯科医師の先生の中には

「当院の歯科衛生士は向上心がなくて困っている」

と悩んでいる先生もいらっしゃるかと思います。

「勤続年数さえあればどうにでもなる」

と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、
患者さんにプロフェッショナルとして接する以上、
歯科衛生士としてのレベルを上げることは
必要なことだと思いませんか?

それでは、

「どのようにすれば歯科衛生士のレベルを
上げることができるのか?」

院長先生自身が簡単に出来ることについて
ご紹介していきます。

自院の歯科衛生士のレベルはどれくらいですか?

最初に確認したいのは

「歯科衛生士さんのレベルはどの程度なのか」

現状を把握することが重要です。

歯科衛生士業務といっても、

  • スケーリング
  • ブラッシング指導
  • 予防処置
  • 仮歯の作成

など様々な業務があるかと思います。

技術的なレベルと別に、
患者さんやスタッフ同士の
コミュニケーションレベルについても
把握することが必要な場合があります。

ジャンルを分けて、
どのくらいのレベルかを把握しましょう。

レベルを把握する際に、
いくつかの項目を
院長先生もしくはチーフスタッフと
作成すると良いかもしれません。

技術面に関して
メンテナンス業務しかしない歯科医院もあれば、
仮歯作成、矯正の資料採りなど
多岐にわたり、仕事をする歯科医院も
あるかと思います

自分の歯科医院が
歯科衛生士に求める技術を改めて確認する面でも、
どんな業務があるのかを洗い出しましょう。

その上で、患者さんと
どんなコミュニケーションが必要なのか、
項目を出してみると良いでしょう。

歯科衛生士としてレベルを上げるために必要な3つのこと

「歯科衛生士としてレベルをあげたい」
「でも何をしていいのか全くわからない」

と悩む方は多いようです。

院長自身も
自分自身のレベルを上げることに関しては
わかっていても、
歯科衛生士がどうやったら
レベルが上がるのかまで分かる方は
多くないのではないでしょうか?

そこで具体的にはどうすればいいのか、
必要な3つのポイントについてご紹介します。

セミナーに参加する

技術的にも
コミュニケーション能力アップのためにも
セミナーに参加することは
簡単にレベルアップできる方法の1つです。

歯科衛生士の中には
歯科衛生士学校卒業以来
勉強に時間を割くことが出来なかった方も
いるかと思います。

歯科医院内での院内教育も必要ですが、
最初は定期的に技術的なセミナーに参加させるのが
おすすめです。

最近は実践的なセミナーは少なくなっていますが、
リモートワークの普及のおかげで、
知識的なレベルは
都心部でしか聞くことができなかったセミナーを
自宅で視聴することが可能になりました。

今の環境だからこそ、
セミナーに参加しやすくなっています。

ぜひ歯科衛生士の知識的なレベルアップのためにも
セミナー参加を促してみましょう。

実践する

セミナーに参加するだけでは
技術的なレベルは上がりません。

歯科医院での実践が
着実なレベルアップにつながります。

院長先生も可能であれば
一緒に同じセミナーを視聴して、
どんなことが実践できるかを確認してみても
良いかもしれません。

患者さん全てに実践することは難しくても、
少しずつ実践していくことで、
技術的なレベルが上がっていきます。

読書

歯科衛生士としてだけでなく、
社会人としてレベルをあげていくためには
読書は素晴らしい効果があります。

  • 技術面であれば歯科衛生士に向けた専門書
  • コミュニケーションであれば
    コミュニケーションのノウハウ本
  • 仕事の効率化について記載されている本

様々な本が発売されています。

どんなジャンルの本でも
読書はレベルを上げるために
必ず貢献してくれます。

院長が読んでいる自己啓発本でも
ビジネス書でもどんな本でもかまいません。

歯科衛生士だけでなく、
スタッフ全員に読書を推奨してみては
いかがでしょうか。

まとめ

歯科衛生士のレベルアップに
院長先生ができることは、

  • セミナーなどに積極的に参加するように促し、
    実践の場を提供すること
  • 読書を推奨すること

これら2点が代表的かつ、すぐに出来ることだと
思いませんか?

レベルはすぐに上がるものではありませんが、
院長も一緒に参加し、実践していくことで
一緒に成長できます。

ぜひ院長先生も歯科衛生士のレベルを把握し、
一緒に取り組んでみてください。