
「なかなか良いスタッフが採用できない…」
と感じた経験はありませんか?
そんなお悩みを抱えている場合、前提となる
「医院側の条件設定や環境」を見直すことで、
状況が変わるケースもあります。
今回は、採用と定着の両面から、
見直したいポイントについて考えていきましょう。
医院にとって良いスタッフとは
「良いスタッフがいない」という言葉は
よく聞かれますが、その“良い”の定義は
医院によって異なります。
即戦力であること、コミュニケーション能力が
高いこと、向上心があること、長く勤めてくれる
ことなど、スタッフに求める条件はさまざま
ありますが、こうした要素をすべて満たす人材を
求めるのはNGです。
こちらの希望をすべて満たすような人を
求めてしまうと、その人がいなければ
回らない環境ができあがってしまうからです。
医院運営はチームプレイであるといわれるように、
皆で協力して1人に負担がかかりすぎないように
することを意識するとよいでしょう。
現時点で運営が回っていかないと感じている
場合には即戦力の確保が重要になり、
長期的な安定を重視するのであれば、
定着しやすい人材を優先する視点も必要です。
まずは「何を最優先にするのか」を
明確にすることからはじめましょう。
残る人と辞める人の構造を理解する
自院の状況を客観視するために、
現在在籍しているスタッフと退職した
スタッフの特徴や背景を整理してみましょう。
現在働いてくれているスタッフが
自院を選んでくれている理由
・家から近いから
・慣れている職場でやりやすいから
・仲の良い同僚がいるから
・シフトの融通がききやすいから
このような理由を把握することで、働き手にとって
の自院の魅力を具体的に整理することができます。
退職理由
一方、最近辞めてしまった人の
退職理由についても考えてみましょう。
引っ越しや結婚・出産といったライフスタイルの
変化は、致し方ないと受け止めるしかありません。
一方で、具体的になぜ辞めるのかよく
わからなかったという人もいるはずです。
人間関係や金銭面、労働環境への不満が背景に
ある場合でも、本音が十分に共有されないまま
退職に至るケースは少なくないでしょう。
スタッフへの何気ないヒアリングや
日常会話から、表に出にくい不満の兆しを
把握することが重要です。
同じ理由での退職が続く場合、
医院側の仕組みや環境を見直す余地があります。
「良い人材」だけでなく「合う人材」を見るという視点
「優秀な人材を採用したい」という発想だけで
選ぶのではなく、自院の環境に合う人材を
見極めるという視点を意識してみましょう。
能力が高いスタッフであっても、医院の方針や
人間関係・働き方と合っていなければ、
結果的に早期離職につながる可能性があります。
求人の段階で、業務内容や働き方・医院が求める
事項をできるだけ具体的に伝えることが重要です。
オープンな雰囲気で応募数を増やす方法も
ありますが、実際の運営に近い情報を共有し、
応募者との認識のズレを減らすことも大切です。
短期的には応募数の減少につながる可能性も
ありますが、長期的には安定した医院運営に
つながる考え方といえるでしょう。
まとめ
「良いスタッフがいない」と感じたときは、
人材の質だけに目を向けるのではなく、自院の
採用基準や院内環境を見直すことが重要です。
残る人と辞める人の構造を理解し、
自院に合う人材を見極める視点を持つことで、
採用と定着の質は大きく変わります。
まずは、自院にとって何を優先すべきかを
整理することから始めてみてはいかがでしょうか。






