歯科医院に来院される患者さんの年齢層は
非常に幅が広いのではないでしょうか。

矯正歯科などであれば一定の年齢層が来ますが、
一般歯科であれば
小児患者さんから高齢者まで
幅広い世代がいらっしゃるかと思います。

幅広い世代がいらっしゃるからこそ、
同じようにメンテナンスの重要性を説明しても、
定期的に来てくれる患者さんと
定期的に来院しない、
もしくは痛いときにしか来ない患者さんに
分かれてしまいます。

きちんとメンテナンスに来てくれる患者さんと
来ない患者さんの違いは
いったい何なのでしょうか?

その違いと
定期的にメンテナンスに来てもらうための
方法について詳しく解説していきます。

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予防意識の高い患者さんに来てもらう

定期的にメンテナンスに来てもらうために
第一テクニックとして意識すべきなのが、

「予防意識の高い患者さんにきちんときてもらう」

ということです。

とはいっても、

「何を意識すればいいのかわからない…」

思う先生もいるかもしれません。

ポイントは
予防意識の高い患者さんへの
より高い意識づけと区別です。

予防意識の高い患者さんは、
予約時間にきちんと来院してくれます。

口腔内もとてもきれいです。

だからこそ、
定期的にきちんと習慣化されていることを賞賛し、
予約時間よりも早くきていただいた場合は
早くご案内するといった、
ちょっとした優遇も
定期的に来院してくれる患者さんにとっては、
非常に嬉しく感じます。

歯科医院は病院である以上、
痛みのある患者さんを優先して
案内することがあります。

そのため予約患者さんを
お待たせしてしまうことがあるかもしれません。

だからといって、
せっかくきちんと通ってくれている患者さんを
待たせていいわけではありません。

患者さんに対して
なるべくお待たせしないように、
特に定期的にメンテナンスに
来てくれている方に対して
配慮したほうが良いと思いませんか?

また、
歯科衛生士を担当制にすることで
患者さんのモチベーション、
そして歯科衛生士のモチベーションも
上がりやすくなります。

定期的にメンテナンスに来てくれる
患者さんに配慮し、
メンテナンス患者さんの割合が増えることで、
歯科医院全体の雰囲気も変わり、
より予防意識の高い患者さんが
通いたい歯科医院になっていくと思います。

予防意識の低い患者さんがメンテナンスに来るために必要なこと

メンテナンスにきちんと通ってくれる
患者さんの割合が高くなっても、
一定数、痛みがあるときしか
来院しない患者さんもいます。

そういった患者さんの予防意識を変えることは
正直申しますと、困難なケースが多いようです。

しかし、絶対にできないわけではありません。

予防意識の低い場合でも、
歯を失うリスクを認識してもらい、
痛いときにくるだけでは
決して歯は治らないことを
説明することが重要です。

特に、

  • 放置すればするほど治療費用が
    高額になってしまうこと
  • 入れ歯以外の選択肢がなくなること

など、患者さんのデメリットを
きちんと伝えましょう。

また、

「患者さんがどうすれば
歯科医院に通うことができるか」

このようなことを提案することも
定期的に通ってもらうためには必要です。

「仕事の休みに来れるかどうか?」

「月に1回は通えなくても
3ヶ月であれば通えるか?」

など患者さんの状況を把握したうえで、
来院のタイミングを一緒に相談することも
良いかと思います。

まとめ

患者さんの融通すべてを
通せるわけではありませんが、
可能な範囲で対応するだけでも
患者さんの治療に対するモチベーションが
違ってきます。

患者さんの通院ハードルを下げる取り組みとして、
子育てに忙しいお母さんであれば
キッズスペースをもうける歯科医院もあります。

仕事で忙しいビジネスマンであれば、

  • 治療時間をなるべく短くして、
    来院の回数を増やす
  • 治療時間が長くとれる日にきてもらい、
    来院の回数を減らす

といった取り組みをすることで
患者さんが通いやすくなるように
提案している歯科医院もあります。

まずは患者さんの通院のハードルをさげ、
なるべく通えるように
ぜひ提案してみましょう!