最近では、ホームページを完備している
医院も増えましたね。
マーケティングの一環として、
ブログによる情報発信に取り組む医院も
増えてきました。
でも、ブログってネタがなくなって継続が困難…。
多くの医院は、継続ができなくて、
そのまま放置してしまう可能性があります。
そこで今回は、ブログ記事のネタを見つけるコツを
お話しします。
以前にもブログについてご案内したことがあります。
https://arkrayoralhealthcare.com/blog_marketing/
(すぐできる!ブログマーケティング)
こちらで、
「ブログはすぐできるマーケティングだ」
と勧めていますが…。
「ネタが無くて書けない」
「文章が書けない」
という理由でブログ開設を渋る、
あるけどほったらかし、という
もったいない事例がたくさんあります。
ネタと文才の壁を取っ払うことができれば、
書く気が起きるのでは?と仮定して、
話を進めていきます。
どうしても書けないと言い張るスタッフを
説得する材料になるはずです。
読者はブログに何を求める?
読者は、情報を求めてブログにやってきます。
この「情報」には以下の特長があります。
・新しい
・自分の感覚と合う
ここでの「新しい」は、読者にとって新しい、
つまり「これまで知らなかった」という意味です。
本当に最新なのかどうかは問題ではありません。
読者は、自分の感覚に合う情報を「探し」ます。
何かを得ようと勝手に探してくれますので、
記事を書く人が読み手に合わせる必要はありません。
まとめると、自分の知らない情報を求めている、
というシンプルな動機です。
アッと驚く情報を提供したいと思うし、
患者さんもまた求めていると思い込みがちですが、
そうではないようです。
ネタはどこにあるのか?
ネタと聞いて何を思い浮かべますか?
面白かったり、タメになることでしょうか?
でも、面白い、タメになる、を測る尺度は人それぞれ。
「ネタ=面白いorタメになる」と考えていると、
ネタは見つからなくて当然なのです。
このような固定観念は捨てて、
「ネタ=読者が知らないこと=情報」と考え直すと、
ネタはたくさん見つかります。
安心してください。
読者は、歯科に関する情報はほとんど持っていません。
例えば、歯科医院スタッフだけが知っていること
治療メニューを全部紹介するという気でいれば、
数か月はネタに困りませんね。
患者さんからの質問にお答えするのもいいでしょう。
もっと簡単な方法があります。
それは、よくある電話問い合わせの内容や
初診時の患者の質問内容。
この話題は読者が知りたいネタになります。
日々診療を行っていれば、いろいろなことを
患者から聞かれると思います。
それが読者が知りたいことです。
あなたが知らせたいことばかり情報発信すると、
読者は振り向いてくれないのです。
思い込みのせいで文章が書けない
・日本語自体に自信が無い
・間違ったことを書いてしまうのではないかと不安
この2つはかなりの難問に見えますが、
単なる思い込みに過ぎません。
正しい日本語、とは、どんなものでしょうか?
わかりやすいか、そうでないか、の違いがあるだけ
ではないでしょうか?
歯科医院が発行する情報ですから、
歯に関する情報がメインになります。
その内容にウソが無いことは絶対守るべきですが、
上手に文章を書くことはブログには必要ありません。
ビジネス文書であるメールやお手紙のような
マナーはブログ記事には必要ありません。
語り掛けるような易しい言葉で書いていくのが
ブログ記事の定石なのです。
予防歯科ブログに適さないのは?
歯科医院のスタッフの一人として書く、
という前提から考えると、
・歯科に無関係な事柄
・患者さんの生活に無関係な事柄
などは、ふさわしくありません。
プライベートで訪れた場所が良かったという情報は、
良かったら行ってみてください、という趣旨で
一見良いように思います。
しかし、訪れた場所が歯科や医院に関係のない場合、
止めておいた方が無難です。
ただ、院長に関することであれば話は別です。
院長は歯科医院の顔ですから、
「院長がどんな感じの人なのか?」がうかがえるような
記事は、見込み患者にとって有益です。
記事公開前にするべきこと
ドクターによる事実チェックは必ず行いましょう。
カリエス、エキスカなどの専門用語があると、
患者さんは意味がわからず、疎外感を感じます。
専門用語はなるべく使わないほうが親切です。
使う場合は、その用語の説明をしっかりと
行うようにしましょう。
歯科医院で使う専門的な言葉を患者はまず知りません。
知らないという前提で記事を書くことが必要です。
当たり前ですが、情報に個人情報が含まれていないかの
チェックも必須です。
情報提供=患者教育
いかがでしょうか?
幾分ネタも探しやすく、書きやすくなったのでは
ないでしょうか?