予約枠が埋まらなかった、
突然のキャンセルが出た、
治療が予定よりも早く終わった…
日常の中で生まれたスキマ時間、
有効的に活用できていますか?

今回は、空いた時間を使った
スタッフとのコミュニケーション術
について解説します。

親睦を図るのはもちろん、
院内の雰囲気を明るくする秘訣もご紹介します。

突然のキャンセル時、何をしている?

予約制を徹底し、
急患は予約状況を見ながら適宜受け入れ…
そんなスタイルが現代の歯科医院の主流ですよね。

ユニットを歯科衛生士さんと上手に
使いまわしながら、
患者さんをさばいていく忙しさに
追われる医院も多いはずです。

そんな中、突然のキャンセルなどで
ぽっかりと時間が空いてしまうことも
あるでしょう。

スタッフにとっては、院内の掃除や貯まっていた
事務作業・カルテの整理をするチャンスです。

院長は、自室でホッと一息…
そんな過ごし方をしていませんか?

デキる院長がやっている
スキマ時間の過ごし方3選

突然生まれたスキマ時間に、
ちょっと一息つきたいのは
院長だけではありません。

いつも頑張ってくれているスタッフにも、
勤務時間中ではありますが
たまにはリラックスした時間を
過ごしてもらうのもデキる院長の粋な計らいです。

スキマ時間のおすすめの過ごし方を
3つご紹介します。

スイーツを差し入れて休憩

「次の患者さんが来るまで、
みんなでちょっと休憩でもしてきなさい。」と
差し入れをしてみましょう。

差し入れは、スーパーで買える
ちょっとしたお菓子でも
どこかへ行った時のお土産でも
なんでもOK。

すぐに患者さんが来てしまうこともあるので、
プリンやケーキではなく、
食べきれなかったら持ち帰れるようなものを
選ぶとよいでしょう。

大がかりな仕事

棚卸しや床のワックスがけなど、
普段やらない大がかりな仕事をお願いするのも、
上手なスキマ時間の使い方です。

「この時間、予約枠空いているよね?
この時間で○○やっといて。」と
指示するのではなく、
「この予約枠空いている時間、
みんなで協力して○○やっておいて
もらえるかな?」と
頼み方にも気を使いましょう。

自分も手が空いていれば、積極的に手伝い、
終わった後には
感謝の言葉を忘れずに伝えましょう。

一緒に作業をすることで、
自然とコミュニケーションが図れ、
チームワークの向上が期待できます。

早めに作業が終われば、
「皆でちょっと休憩」するのもおすすめです。

普段やらない業務をやってみる

院長にとってはスキマ時間でも、
スタッフは器具の洗浄や石膏など
細々とした作業に追われているもの。

そこに、普段は登場しない院長が
「手伝うよ。」と登場すれば、
好感度がアップするでしょう。

実際の作業は苦手という方であれば、
スタッフの作業を見て
労いの言葉をかけてあげるだけでもOK。

時間が空くと部屋にこもってしまう人
という印象が払拭され、
親しみやすさを感じてもらえるでしょう。

イレギュラーを有意義なものにする余裕が
院内の雰囲気を変える

働きやすい環境というと、
どうしても勤務時間や
福利厚生・休みの取りやすさなどを
イメージしがちです。

しかし、それはあくまでも
経営者目線で考えたとき。

働き手であるスタッフ目線では、
待遇はもちろん職場の雰囲気や
自分のモチベーションが保てるかどうかも
働きやすさの大事なカギとなってきます。

「スキマ時間ができたら、
スタッフを甘やかせ・ご機嫌取りをしろ」と
言っているわけではありません。

普段のスキマ時間は、
掃除や事務作業をしてもらってOK。

但し、一息つきたいのは
スタッフも皆同じであることを意識して、
月に1回程度でもよいので
日ごろの感謝を込めた立ち振る舞いができると
非常にスマートです。

院内の雰囲気も和やかになり、
スタッフの士気も上がるでしょう。